訪問介護ヘルパーの仕事をしています
パーキンソン病のマツコさん66歳、
50代で発症、
先日、元気だった頃の写真を見させていただきました
両脚を肩幅に広げ真っ直ぐ立ち、両手を挙げて笑っている
小柄だけどふっくらしている
現在との余りの違いに、言葉が出ず、ただジッとその写真を見つめていました
社交的でグルメで旅行好きで字も上手だったそうです
今は24時間、誰かの介助無しでは生活できません
常々思うこと…
自分の身体が、だんだん自由が利かなくなって来ることに対して、
どうやって受け入れて来たのだろう
そしてこれから更に進行していくことに対して、
どう感じているのだろう
憶測で軽はずみなことは言えませんが、
マツコさんは、
不自由なことはありますが、決して不幸だとは思っていない…と思います
先日車椅子で近所のスーパーへ行き、お支払いをしようとした所、
レジの女性が、
”マツコさんこんにちは、今日はポイントカード持ってきました?” と話しかけてきたので、
”長いお付き合いなんですか?” と聞いたら
”10年位になるかな?ネ~マツコさん” と優しい笑顔
二人ともニッコリしている
そして驚いたことに、
マツコさんの方から素早く手をスッと差し出し、握手をしていました
それは箸を持つのもおぼつかない、いつものパーキンソンの手の出し方ではありませんでした
誰にでも握手するわけではない
煩わしいことはしない
必要な時に感情に従って行動する
『感情の種類』調べてみました

主な感情は4つ、(諸説ありますが)
「怒り」「悲しみ」「不安」「喜び」だそうです
あくまでも私の主観ですが、今のマツコさんを見ていると、
喜び(うれしい)↔悲しみ(さみしい)、嫌悪(嫌なものは嫌)↔受容(好きなものは好き)
↑解釈が違うかもしれませんが
これ以外の感情には囚われていない感じがします
自分にとって必要でない感情を削いで不自由さを受け入れているのか
そうだとしたら、それは簡単ではないこと、
『何が不幸で何が幸せか』
物差しは皆違うけれど、
マツコさんの物差しは私の今後の人生に於いて、きっとお手本になる
だから一人の人間として、これからも関わっていきたい
そして、”暮らしの充実、楽しいが1番” と在宅医療のドクターが仰るような支援が出来るよう、
ヘルパーとして努めていきたいと思います…