「先生、もう悔しくて、悔しくて・・・」こう言いながら、鼻息あらく入って来た２人の女性・・・
どうやら、ある女性を某著名人に紹介したところ、すっかり彼女に、仕事もろとも彼女達の立場を取られてしまったらしい。
「顔だって普通だし、スタイルだって良くないし。。。ともかく垢抜けない女性なんです！なのに、やたら男性には愛想が良くて、たとえベルマンの男性にでも、物凄く愛想良く接するんですよ」
聞くところによれば、３人の大金持ちの男達を恋人に持ち、加えてご主人までしっかりいる、大物の著名人の力を借りて、かなり大きな仕事もしているそうだ。
「ご主人も、彼女にメロメロだし、会う男性が皆、彼女の言うことを聞いてしまうのはなぜですか？」
そうですね、絶世の美女であれば、仕方ないか。。で済むところですが、興奮して駆け込んで来た二人は、かなりの美女達ですし、腑に落ちないのはよく分かります。
金持ちキラーの女性には、まだお目にかかってはいませんが・・・
「彼女は、男性を立てるのが上手いでしょ？」と２人に聞いてみました。
すると。。。「そうなんです！！ともかく、小さな部分まで褒めまくるんですよ」と彼女達・・・
「あと。。、男性の話を聞く時に、へ～、とかふ～ん、じゃなくて、え！そうなんですか？知りませんでした。とか凄いですねという言葉を連発しない？」と聞くと・・・
「どうして分かるんですか？その通りです」とハモリます。
「あとは、同じ女性が歯の浮くような言葉を、恥ずかしげも無く言うでしょ？」
ハッキリ言って、女を敵にまわすような女性じゃないの？
「・・・・・・はい・・・その通りです」
女性が、社会で成功して大金を手にするには、二通りの道があります、男性並みに仕事でのし上がって行くタイプと男性達の力に後押しされて、のし上がっていくタイプ。
どちらかと言えば、前者が学歴や知識で勝負するのに対して、後者は女の本能と知恵で勝負します。
どちらで社会的な地位を築いたとしても、自分の才能を駆使した結果ですから、私は天晴れだと思いますが、前者は、男性にあまり好かれない、後者は女性にはあまり好かれないという、それぞれのウィークポイントが含まれています。
男を取るか、女を取るか。。。。それとも、傍観者として地道な生活を取って、男性から愛されながら、女性の友情も大切にする人生を取るか、女の道は幾通りも選べるのです。
ともあれ、やはり人生はバランスが大切だと、私は思います。
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