私は中2の夏から、当時デビューしたばかりのKis-My-Ft2のファン、通称俺足族をやっていた。藤ヶ谷太輔担だった。ドラマ「美男ですね」で柊役をやっていた彼に一目惚れし、2ndシングルからSNOW DOMEの約束のDVDまでの間、リリースされたキスマイのものは全て買っていた。詳しく書くつもりはないが、熱狂的なファンであった。しかしなんとそれをほとんどの友人には打ち明けていなかった。言うタイミングを逃していたのであったが、それを友人たちと分かち合おうとは思わず、むしろ声を大にしてファンというには未熟なグループであるとどこかでわかっていたのだと思う。そして2013年5月に図書館戦争を見てから、岡田准一、V6を好きになった。半年間ほど掛け持ちしていたが、たんだん私の中で岡田准一が乗っ取りを始めた。2014年2月3日に岡田准一を間近で見て、そしてついに高2になり藤ヶ谷を降りた。
というのがざっくりとした私のジャニ歴である。もういつの間にか4年が経とうとしている。
私が藤ヶ谷を好きだったのは何故だか端的にあげるとすれば、顔と歌声。降りた理由は中身の薄さと売れて調子に乗っているから。
3年もファンをやりながらもなぜこうもあっけなく7つも上のおじさんアイドルに乗っ取られてしまったのか。
岡田はもう33でファンを始めるには遅いというか全盛期をとうに過ぎている一方、藤ヶ谷は遅咲きとはいえ今から満開を迎えそうである。
考えられる要因をあげてみる
・私の顔の好みが変わった
・藤ヶ谷(キスマイ)より岡田(V6)の方が魅力的である
・キスマイのファンをやるのが疲れた
・丁度キスマイの小さな冷め期に岡田が現れた
といったところだろう。特に4つめは大切、もし私が藤ヶ谷相手に脳内お花畑を広げていたらきっと岡田には見向きもしなかったと思う。それまで全く興味を持たなかったように。それには3つ目も関係しているかもしれない。キスマイは急に露出が増えて、全てをチェックするのが面倒になり、藤ヶ谷以外正直どうでもよかった私はレギュラーも見なくなった。加えてファンのマナーの悪さと頭沸き加減に呆れていた。こういった要因が私を自然に冷め期へと誘っていたのだと思う。
藤ヶ谷と岡田の違いを検証してみるとする。
顔→藤ヶ谷の顔は今でも好き。一目惚れするくらいであったから。岡田は一目惚れではなかったのが今となっては不思議すぎるが、知れば知るほど好きになる。両者似ているわけではない。好きなところは(藤ヶ谷)鼻と輪郭、(岡田)目と鼻とほっぺ
声→2人とも特徴がある。(藤ヶ谷)早口になる、かっこつけた喋り方。好きな時は好きだが、冷めるとイライラしてたまらない。(岡田)鼻に詰まった声を出す。特にラジオではこれが眠気でしかないけれど、一生懸命しゃべっている。
歌声→(藤ヶ谷)やはりかっこつけている、というかかっこいいとわかって歌っている、歌い方も然り。(岡田)最初は言われるがままに歌っていたが大きくなって自分の意思で歌っている感じがする。優しい声。
ダンス→2人ともさすがジャニーズである。(藤ヶ谷)自分はダンスがうまいと思っていてあくまで自己流に踊るのでイマイチほかのメンバーと合わないが、それもかっこいいと思ってる。憧れは木村拓哉なのでイメージしていると思う。自分に酔っている感じがする。(岡田)メンバーの中でも1番振付を忠実に守っている。身体能力が高く、アクロバットもこなす。V6として踊りの完成度が高く、揃っていて美しい。
グループ→キスマイは意識が低い(特に後列)。前列との間に埋まらない溝、そして仲の良さもまさにアイドル(偶像)って感じ。V6はリーダーのもと団結し、全員で頑張って、そして楽しんでいる。わちゃわちゃを見てて微笑ましさは異常。
演技→(藤ヶ谷)木村拓哉同様、そこには役ではなく「藤ヶ谷太輔」がいる。(岡田)年を減ることに俳優として名をなしていく。幅広いジャンルをこなし、大河の主演をはるほど世間にも愛される俳優、すなわち実力派である。
アイドルとして→(藤ヶ谷)ファンになった子にとっては輝いてる。私のように熱しやすく冷めやすいファンが多いように思う。(岡田)広く世間に評価されている。1度ファンになった人は長くファンを続けられる。
人間として→(藤ヶ谷)口ばかりで内容がない。遅咲きな理由がわかるような。(岡田)さまざまな人生経験を積み、1人の男として深みがある。愛すべき変人、変態である。自分に対してとことんストイックである。
これでなんとなく見えてきたのが、藤ヶ谷にないものを岡田がもっていた。これは芸歴とともに備わっていくものかもしれない。人間やアイドルやグループとしての完成度も伴って上がって行くだろう。藤ヶ谷に足りないものに気付いた私が藤ヶ谷を見守るよりもそれを持っている岡田の今を追いかけることを選んだというだけに思う。藤ヶ谷は悪くなく、岡田が良かった。
しかし何を言おうとも、藤ヶ谷太輔を心から応援していた過去の自分はいる。そしてそれを後悔していない。彼は間違いなく私の中学時代を彩ってくれた。そして何より岡田准一と出会えたのもまた彼のおかげである。彼なしでは語れない私の人生。今は岡田担として見守ろうと思うが、一つ言えることは、好きになれて良かった。いい恋だった、と思う。あの頃の私が今の私の中にもいるのである。


