バレーボールという競技は、体育時間にボールを預けて、そこそこゲームとして観られるバスケットボールとは異なる。

バレーボールをするのが苦手、という人も多いはずた。
レシーブにしても、腕に当たったらどこに飛んでいくのか分からない。
ましてアタックなんか、空振りはしょっちゅう・・。

基本の型、これが身に付いてないと面白くとも何ともない。
実際、僕もバレーボールを始めて一年ぐらいはこの基本が大嫌いだったのである。

札幌西陵中学とはいうと、中学レベルでABCクイック、時間差攻撃、移動攻撃をほぼ完璧にマスターしていた。

当時を振り返ると、ここまで多才な攻撃をしている中学は、北海道には無かったのである。
が、欠点はひとつ。『身長がイマイチ』で、ずば抜けて高い選手がいなかったのだ・・。

今までの全道では、それが致命傷でベスト8止まり。

続く
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中学3年の夏、僕は岐路に立っていた。右手の怪我でバレーボールを続けるか辞めるか迷っていたのだ。

北海道の札幌西陵中学は、全道の中でベスト8がいいところ。監督も実力を分かってるが、週末には東海大四や藻岩高校相手に練習試合をするハードな練習。
そんなことに飽々していたのも事実だ・・。

その最中の怪我。ラッキーだった。

が、練習を休む僕の教室に毎日監督はやって来て、理科の先生達がいる部屋に呼びつける。

「辞めるな」
「どいしてですか?僕の代わりはいくらでもいるじゃないですか?」
「お前が居ないと全道は優勝出来ない」
「は?先生、優勝するつもりでいるんですか?」
「そうだ」
「ベスト8までは行けますけど、旭川六合や函館亀田中学には勝てません!」
「だから、お前の力が必要なんだ」

結局、あの言葉に見事騙された気がする。

準決勝の旭川六合戦、今第一セットの笛が鳴る・・。


続く
千葉市貝塚町、住宅地の中に千葉刑務所はある。


外から見ると赤レンガの造り、中は5階建ての施設と古い建物がいくつかある。

私はD棟の40室で、呼性番号は2102番。ここでは、警察署とは違い全て番号で呼ばれるのだ・・。

独居房にはエアコンかないから夏はとにかく暑い。夜もろくに寝れない。

夏は、一週間に3回の風呂に入れるが15分と入浴時間が決まってるため、ゆっくりはしてられない。それでも多風呂と違い、一人風呂はありがたい・・。

続く