こんばんは。 ジュニパパです。

 

3番目にコンタクトしたのは、大和ハウス工業です。

 

■ 大和ハウスの特徴等

大和ハウスの賃貸住宅は、D-roomブランドで展開していて、上野樹里さんと中村倫也さんのCMでお馴染みですね。

大和ハウス工業は、いまや業界最大手の企業規模に成長し、グループ会社の大和リビングも賃貸管理会社の管理戸数ランキングで全国4位ですので、実績は十分です。

 

注文住宅向けの商品は、外張り断熱を前面に押し出した「XEVO(ジーヴォ)」シリーズがヒットしましたね。軽量鉄骨造の商品がメインであり、木造住宅も一応提供していますが営業マン的にもオマケ程度の感覚のようです。

役所広司さんや竹野内豊さん等の奇をてらった感の強いCMも注目されましたね。

 

賃貸住宅向けの商品は、セジュールシリーズとして展開していて、セジュールウィットとかセジュールオッツ等の名称がついていますが、細かい違いはよくわかりません。

こんなイメージですね。

 

 

 ※大和ハウスのHPより拝借しました m(_ _ )m

 

提案されたプラン上は、“セジュールオッツーT”となっており、最後のTは耐火仕様の意味のようです。

基本的には軽量鉄骨造ですが、損益計画書上の耐用年数は重量鉄骨造の34年を適用しているので、鉄骨の厚みは重量鉄骨造相当であるものの、構法としては軽量鉄骨造なのだと思います。その辺のことはカタログ等にも明確には記載されていません。

セジュールシリーズは3階建までしか対応していないため、提案されたプランも3階建です。

床の遮音性能が高いのが売りで、“高遮音床サイレントハイブリッドスラブ50”は業界初と誇らしげに謳っていますが、オプションです。

 

印象として、大和ハウスの商品は、高度に規格化されているためパッケージとして分かりやすく、標準的な装備が一通り揃えてあるので、欲しいものを取捨選択して簡単に決めていける感じです。

分かりやすいけど、なんか全部揃ってそうなので、お任せでもいいかもと思えるような感じです。

ちょっと口の悪い言い方で例えるとすれば、余っている農地を所有する農家のおじさんが、カタログを見ながら、「なんかよくわからないけど、兎に角ダイワハウスさんに全部任せたよ」的な感じです。

実際、大和ハウスと農協のつながりはかなり強いらしく、最大級のお得意さんのようです。

 

■ 営業スタイルと経過

最初のコンタクトは、完成実例の現場見学会です。

担当の営業は新人の女性で、上司の方がサポート役としてつくのですが、仕方ないこととはいえ全くもって要領を得ません。

最初についたサポート役の上司が自分の仕事が忙しいからなのか、当初話していた内容とは異なるプラン提案が出てきたり、次の修正提案が全然出てこずに音信不通の状態が続いたりしたため、やる気がないのかと半ば諦めていました。

この新人の営業担当ウーマンも、自分一人ではどうすることもできなかったと思いますが、たまたま別の上司からアドバイスを受けたらしく、急に復活し、こちらもそのアドバスをした上司にサポート役をチェンジして頂いたため、後半戦からは比較的まともなプラン提案を頂けるようになりました。

 

■ 提案されたプラン

大和ハウスさんから最終的に提案されたプランは以下のような構成です。

軽量鉄骨造3階建、耐火構造、サイディング外壁、賃貸住戸10戸(全て1LDK、各戸約37㎡~51㎡、階段室タイプ)+自宅(1階玄関・3階住居、3LDK+2WIC+納戸+ホームエレベーター、107㎡)

 

賃貸住戸は全て1LDKであるにもかかわらず専有面積に少しバラツキがありますが、バリエーションがあっていいと思いますし、全ての住戸が角部屋で、バルコニーもそれぞれが独立していて袖壁に囲まれており、プライバシーの観点からもよくできた間取りだと思いました。

 

自宅部分の間取りはもう少し改良した方がいいと思う部分もありましたが、当初の提案からみればはるかに改善されたものになっていました。

 

3~4回ほどのプラン修正を経て、最終的にはかなりの出精値引きもご提示頂きましたが、契約には至りませんでした。

 

■ 選ばなかった理由

大和ハウスを選ばなかったのは、主に以下のような理由です。

 

  1. サイディング外壁と陸屋根の組み合わせは後々の防水等メンテナンス費用が高くつき、その上、外観デザイン的にもタイル張りの他社プランと比べると見劣りがすると感じてしまった
  2. 最終的に大幅な値引きは受けたものの、値引きの過程に不透明さがあり、論理的な説明もなかった
  3. 総事業費が比較的リーズナブルである割には、融資のアレンジが悪いため、結果として収支見通しが良くなかった
  4. 経年物件を数件見学した際、いずれも管理状況が悪く、その時の悪印象が頭から離れなかった

 

1について、これは当初からわかっていたことではありますが、他社と比較するとやはり見劣りする部分です。

当初の建築費が抑えられたとしても、メンテナンス費用が高くつくということは、長い目で見た時の事業収支にも大きく影響しますので、考慮しない訳にはいきません。

また、外観自体は修正を重ねて結構カッコよくデザインされるに至ったのですが、タイル張りの他社デザインと比較すると、やはりサイディングの目地が邪魔な存在になってしまい、譲ることができませんでした。

 

2の値引きについても、当初の提案プランから修正プランに変更する過程で、本体工事費の単価が上がって、その一方で値引きされたので、結局は行って来いでチャラか、むしろ値上がりしているような印象を受けました。

間取り変更によって外壁面積が増えたり仕様変更があったりと、厳密な比較は難しいと思いますが、説明を求めても論理的な返答は頂けませんでした。最終的には更なる値引きを提示され、値引額としても値引率としても9社中最大となりましたが、これだけ大きな買い物の場合は、いくら値引きを受けても、それが決め手にはなり得ないということです。

 

3の融資については、他社での融資条件と比較しても、論外の結果となりました。

金融機関からの提示金利が悪い上に、融資枠も足りないために、大和ハウスグループのファイナンス会社からの融資も受けるという提案でしたが、この金利があり得ない位に髙いために、収支見通しも悪化してしまったということです。

それまで作成していた事業収支計画書はほとんど意味のないものになったという感じです。

 

積水ハウスの回にも書きましたが、融資条件まで含めた全体として最適なプランの提案を最初の段階からして欲しいものです。

それがプロの仕事だと私は思います。

 

4の経年物件については、担当営業さんに依頼して完成してから5年~15年程度経過した物件を5件程拝見したときの印象が悪かったということです。

室内の設備関係が古臭いのは仕方ないとして、どこも外回りの管理状況が酷く、特にガスメーターに接続するガス管の塗装が剥げかけてボロボロになっているにもかかわらず放置されているのが印象的で、そのイメージが頭から離れませんでした。

しかも、そういう状況のものが共用玄関の周辺等目に付く場所に配置されているのも、センスがないという印象を強く受けました。

大和ハウスだと、こんな雰囲気のものしか建てられないのか、こんな管理しかしてもらえないのか、という感じを受けてしまいました。

 

新人の担当営業さんと二代目サポート役上司の方、設計担当の方には、終盤から色々と頑張って頂き感謝しておりますが、他社からの提案がより魅力的だったため、残念な結果になりました。

 

ということで、大和ハウスさんともご縁がありませんでした。