イッタアト

 

 

彼がまだで、そのまま・・・・・・ってなると、私の体はおかしな状態だから、なんていうか・・・・困る

 

 

彼が終わったころに、私はまた・・・ってなっちゃうことが多いから。

 

 

 

 

彼がいなくなったところが、寂しい

 

 

さっきまで熱く熱く、私の中に溶け込むかのような一体感があったのに

 

 

彼の熱い呼吸

 

 

体の曲線にそって流れ落ちる汗

 

 

幾筋もの汗が、髪の毛を湿らせていた

 

 

私の両サイドについた腕の筋肉

 

 

盛り上がった肩

 

 

目をつぶると浮かび上がる

 

 

「ん・・・・・・眠い?」

 

 

「・・・・・・・眠くないよ」

 

 

そういったことの後、私は目がさえてしまう

 

 

「准君、眠いんでしょ。寝よ」

 

 

男の人は終わったらすっごく眠くなるって言うよね

 

 

終わってそのまま眠れたら、最高なんだろうな

 

 

「ん~まだ・・・」

 

 

「・・・・・・・ぇっ・・・・・・・んっ・・・・・・・・准君っ?!」

 

 

 

細くしなやかに伸びた指が、私の胸の先をいたずらしてる

 

 

さっきまでの行為で、敏感になっているから

 

 

そんないたずらっぽい手つきでも・・・・・・・・

 

 

「もうちょっとしたら・・・・・・・・・・・」

 

 

カサッという小さな音がする

 

 

音がした方に目をやると、彼が反対の手で

 

 

「こっちもね」

 

 

0.01を持って、ふりふりと見せつけるかのように振っていた