「ん」

 

 

パラレルワ-ルド・・・・・・・・

 

つまり私や准君がいる世界が他にもいっぱいあって、少しずつ違ってるっていうものだよね?

 

 

「俺は絶対そっちの世界には行きたくないけど」

 

 

「・・・・・・・・私も」

 

 

ここがいい

 

 

私が准君と触れあえる世界

 

 

ジャニ-ズの彼

 

 

そんな人と付き合えてるっていう奇跡の世界

 

 

「俺は・・・・・・・○○と出会えてこうして感じられる今が一番大切だから」

 

 

そう言うと優しく抱きしめていた腕にぎゅううううううっと力を入れた

 

 

肩の上に置かれた顎先がくすぐったい

 

耳元にかかる息がくすぐったい

 

心が・・・・・くすぐったい

 

 

彼にそこまで言ってもらえて、嬉しすぎて幸せすぎて全身がくすぐったい

 

 

「ほら、返事は?」

 

 

「え?」

 

 

「○○は?」

 

 

「あ・・・・・うん、私も。」

 

 

私もに決まってるよ

 

 

「ちゃんと~」

 

 

肩に乗っかった顎をグリグリとされる

 

 

「ャっ、くすぐったいよっ」

 

 

思わず首をすくめると、ますますぐりぐりしてきた

 

 

「じゅんくんっ、やっ、やあっだっ」

 

 

彼から身をひねるように逃げたら、頬に彼の唇が触れた