年末は実家で迎えた

 

 

一人で年越しも別にいいんだけれど、やっぱりお節料理とか食べたいし。

 

 

一人分のお節料理ってなかなかない。今は二人用とか出てるみたいだから、探せば一人用もあるんだろうけど、そこまでするぐらいなら実家に帰った方が楽だった。

 

 

実家のお節料理は母が作るから美味しい。長年慣れ親しんできた味だもんね。

お雑煮は父が担当でいつも白みそでつくる。

母が作る時は関東風。

私関東育ちだけど、お雑煮だけは父の作る方が好きで、毎年つくってもらって食べている。

 

 

31日になり、紅白を観てカウコンを観る。

私がV6ファンだってことは家族に隠してないから両方とも観させてくれた

 

 

V6の出番も終わり、だらだらと紅白を観ていたら

 

 

 

「○○、お付き合いしてる人いるんだよね?」

 

 

きた

 

 

母からの質問

いつもそんな気配がしたらうまく逃げてたんだけど・・・

 

 

こたつに入ってテレビ観てるから逃れられない

 

 

「・・・・・・・まぁ、いるよ」

 

 

普段一緒に暮らしてなくてもやはり母親だからわかるらしい

隠すと面倒なことになりそうだから素直に認める

 

 

「結婚しないん?」

 

 

ストレ-ト

さすが我が母親

私の母は凄腕諜報部員じゃないかと本気で疑うほど、人のあれこれを探るのが上手い

つまりはよくいるおばちゃん(笑)

 

 

「しない、なぁ」

 

 

「なんで?」

 

 

早っ

 

 

これまた帰ってきていた妹も興味津々という感じで耳をかたむけている

 

 

「なんでって・・・・・結婚する気がないから」

 

 

口に出すとなんか胸がぎしっと軋んだ

 

 

「まさかあんた・・・・・・・世間に顔向けできないような人じゃなかろうね?」

 

 

「不倫ってこと?!ないない、ちゃんと独身の人だからっ。」

 

 

「じゃぁなんで?長いでしょ?相手年下なん?」

 

 

なんで長いとか知ってるんだろう。恐るべし諜報能力。

 

 

「年下じゃないけど・・・・・・仕事がすっごく忙しい人だから」

 

 

私は以前からもし聞かれたら答えようと思っていたことを思い出しながらしゃべる

 

 

仕事が忙しくて結婚したらお互いデメリットの方が多くなるからとか

もっとお互いよく知ってからとか

焦って失敗したくないからとか

 

 

「・・・・・・マトリかい?」

 

 

「マトリって何?」

 

 

「麻薬取締官」

 

 

 

12/31の母も絶好調でおもしろかった