「あれ…」




寝室へと連れていかれ、やっとさっきまで寝ていたところがソファだったんだと思い出した






ゆっくりとベットにおろされると





彼は私の横に転がり




私と自分の肩まで布団をかけて





「明日はおうちデ-ト楽しもうね。おやすみ」




そう言って私のでこに軽くキスを落としてから目をつぶって寝てしまった




あれ?




あれ?




寝る・・・・・・・んだ




もう夜中の2時まわってるし明日もお昼から仕事だって言ってたし




うん。寝るのが正解だよね




明日は起きたらお昼までは一緒にいられるからゆっくり二人でご飯食べて




テレビなんかみながらどうでもいい話したりして過ごしたいな




なかなか寝付けなくてそんなこと考えていたら




隣からかすかな寝息が聞こえてきた




寝ちゃった




本当に寝ちゃった




さっきまで私も寝てたのに




今は寝付くことができない




それどころか




彼が隣で寝ているのに寂しくて




もっと温もりを感じたくて




かすかな音をさせながら




彼の横にぴったりとくっついてしまった




しばらくすると彼の熱い体温が私に伝わってきて




逞しい筋肉を意識してしまって




気を散らそうとすればするほどますます意識しまくって





起きないよね




ぐっすりだよね



彼の胸に片手をまわし、ぎゅっと抱きしめる



「准君…」



小声で名前を呼んで彼の肩に顔をうずめ息を吸い込んだら



石鹸の匂いがして 



胸がギウギウになる