久しぶりだからか



彼女のかわいさがレベルアップしまくっているようで



困ってしまう



困る



うん



念のためチラリと時計を確認




あと…



あと1時間はある



岡「○○・・・・・・・・」




ん?って顔を上げたところを



顎に手をかけ




一気に深く口づける




一瞬逃げかけた彼女の舌を




強引に捕まえて




味わい尽くす




くちゅっ




舌が絡んで唾液が音を立てる



それを耳にしたからか



くったりと力が抜けていたはずの




彼女の両手が




俺の胸を押し返そうとする




「…准くんっ…」




合わせた唇の隙間から



彼女が声を漏らす



岡「ん?」




「んっ…ふっ……し、仕事でしょ?」




離れた唇の距離は1㎝




岡「まだ1時間あるから」



だから



という俺のこの先の行動を読んだ彼女は



「だ、だめなの。今日はダメ」



自分の襟元を片手でがっちり掴んで



ダメを繰り返す



俺の仕事を気にしてるのか



岡「仕事まで時間あるから…」



彼女の首筋に顔を埋めようとしたら



首を捻って拒まれた



「それもそうなんだけど…」



いつになく本気で拒否されてるような



岡「………」



「あの……腰が痛いから」





それはどういう意味だ?



岡「ベット行こう」




そう行って抱きかかえようとしたら




「違うのっ。そういうことじゃなくてっ」




床やソファじゃ腰が痛くなるからってことじゃないのか?





「だから……お腹も痛くて…」





岡「具合悪い?」




もしかして体調不良なのに来てくれたのか⁈




いや、でも彼女は自分が少しでも風邪ひいたりしてたら




うつすと大変だからと俺には絶対会わないから…




スカートの裾を掴み




モゾモゾして




言葉を探してるような態度