2人シャワーを浴び終わって


ベッドの上で眠りにつく前のひと時を楽しむ



岡「○○がテレビみてそんなこと思うなんて考えなかったな」


腕枕に顔をちょこんと乗せている彼女の


洗いたてのハーヴの匂いのする髪を


手櫛で梳きながら話す


「……あのさ、准君は自覚が本当にないみたいだけど」


気持ちよさそうなのんびりとした口調で答える



「准君のね、手に触られたいって思ってる人はすっごぉ~~~~~くいっぱいいるんだよ」


……触られたいって


どこをどうやってってことなんだかさっぱりわからない


だけど手がきれいだとはよく言われる


岡「○○も?」


「当たり前だよっ」


言った途端に口を押さえる


でも一度出た言葉は取り消せない


岡「んふっ。そうなんだ~」

なぜか恨みがましい目で見られる


小さな灯りだけの部屋で


その目線はいつもと別の雰囲気が感じられて


ドキッとしてしまう


「バカッ」


薄暗いからわからないけど


また真っ赤になってるんだろうな


岡「バカな男は嫌い?」


答えを期待しての問いかけ



「………私を…」


岡「ん?」



手で口を塞いだまま


「一番触ってくれるなら好き…」


期待以上の答えに


「んんっ」


覆っていた手をはずし


深く口づける