アルコールのせいで饒舌になる彼女


「最近いっぱいテレビで准君みるんだよね」



最近番宣の関係もあってあちこちのテレビに出ている




「それでなんかウキウキしちゃったりキュ-ッて胸が痛くなったり大変でね」




岡「それって・・・」



俺が芸能人だということが



彼女の中でマイナスになってきてる・・・なんてことないよな?



「会いたいなって思っちゃうんだ」



岡「ごめん・・・なかなか会えなくて」



長い撮影からやっと帰国して



それなのにやっぱり彼女と会える時間はほとんどなくて



「ううん、違うの。こんなに忙しいのに私に会う時間はつくってくれるんだよって」



会えるのは平均すると月に1~2回か・・・



毎日会える同僚と比べたら



不利すぎるよな



「特別扱いすぎてたまらなくキュ-ッてなっちゃうんだよ」




いつもいつも彼女の言葉に救われる




「准君・・・・・・」



俺の隣に座り



肩に寄りかかって顔を摺り寄せてくる



「もっと」



顎をくいっと上げ




俺の方に唇を突き出す




たまにはアルコ-ル飲ませよう



そう決意するかわいさに



岡「○○・・・・・・・」



今日何度目かわからないキスをする




「んっ・・・」




唇の間から洩れる吐息が



熱くて甘くて



血が沸騰する




岡「毎日会える人のほうがいい?」



「んンっ・・・・・?」



少し離れた唇の間に



聞きにくいけれど聞きたいことを混ぜる



「んっふっ・・・」



岡「そう?」



キスを繰り返しながら合間に問いかけ続ける



「・・・・・・ゅん君・・・・・・」



岡「ん?」



くちゅっと音を立てて



離れる



「それって会社の人のこと?」



潤みきった瞳で見つめられる



岡「・・・・・・まぁ、そうかな」




沈黙になるのが怖くて



「んんっ」



彼女の答えを聞く前に



荒々しく唇をふさぐ