笑いが止まらなくて腹を抱えて突っ伏していたら



彼女が俺の背中に覆いかぶさってきた



おさえこみーっ!とか言ってるけど


そんなことより柔らかな胸の感触がやばい


かわいいサイズの胸だけど


覆いかぶさられるとそれなりにあれなわけで


ふわんっ


というか


むにゅうっ


というか


とにかく…気持ちいい


これ以上はやばいな、と思い


背中の彼女を痛くないように


グルンとまわして


膝の上に抱きかかえた


岡「○○…俺にめちゃくちゃ愛されてる自覚ある?」


「⁈……………そんなこと…わかんないよ」


突然の俺の問いかけに


一瞬で真っ赤になってしまった顔を俺から隠すように背ける


岡「ふぅん…わからないんだ」


声色を少し冷たくしたら


彼女の肩がぴくりと震えた



黙ったままでいると


小さな小さな声で



「でも…すごく…すごく大切にしてもらってるなっていつも思ってるよ」



とつぶやきが聞こえた


だから


岡「俺に愛されて当然と思って」


彼女はわからないんだろうけど


俺にとっての彼女は


何者にも代え難い存在になっていて


仕事をする上でも


今まで付き合ってきた女性たちとは違うポジションで



「そんなこと思えないよ」


自分の性格が


そのめったにない柳のようにしなやかな精神が


どれだけ俺にとって貴重なものなのか


うまく説明できないことがもどかしい


「だけど…そんなこと言われたら嬉しいから…いい気になっちゃうかもよ?」


恥ずかしさをおどけることで紛らわそうとしている


そんなところも


愛おしくて


愛おしくて


岡「いい気になって…」


そう言って顎に指をかけ


少し強引に唇をふさいだ