連日のハードスケジュールにさすがに体が悲鳴をあげそうになっている。

自分を追い込むのも好きだし、どこまでやれるのか無理をせず限界を見極められるとも思っている。

だから神々の山嶺のオファーが来た時、
読んで内容は知っていたし今やりたいしやれると思い、受けることにした。

一生に誘われてやり始めた登山。
SPのためにはじめた格闘技。

いろいろなことがつながってこのオファーにつながった。

そういう何もかもが無駄ではなく、意味がある、ということに気づく時、血が沸き立つような興奮を覚える。

20周年の記念イヤーなのに快く応援してくれたメンバーのみんな。

スケジュールを調整してくれた事務所。

周囲に恵まれていると感謝の気持ちが溢れる。


だから


ファンの間でこの撮影に心配の声が少なからず上がっていると聞いて驚いた。


そして

それは彼女もなのか?

と。

会って顔を見て、目を合わせていろいろ話したい。

だけどお互いの仕事が合わず、
会えるのは明日の夜中しかなかった。

こんなに時間をあけたくなかった。
メールはしているけれど、その話題にはほとんど触れてこない彼女。


会って具体的に何を話すのか?

わからないけれど

早く彼女に会うべきだ、と俺の中の何かが言っている。