真っ赤になって固まっている私の耳を弄ぶかのように触り出した彼。
背中を抱かれている腕の逞しさが私の心臓を走らせる。

いつも余裕で私を翻弄するけど…私ばかりいつもドキドキさせられてばかりなんて…。

甘やかな瞳で私を見つめる彼の首すじに…キスをした。

一矢報いたつもりだけど、やっぱり恥ずかしくて彼が見れない。
彼の胸に顔をうずめ、キュッとTシャツを握った。

こんなんじゃ全然動じないよね>_<
もっとすごい何か…と急に体が浮いた。

私は子供のように両脇に手を入れられ、彼の膝の上に座らされてしまった。

ソファに座る彼の膝の上で向き合って座る私…。
逃げられない視線。

岡「…抱きしめたいです。」

「え?」

岡「俺も敬語使っちゃったから…」

いい終えないうちに顎をとらえられ彼の唇が重なっていた。

最初から深い口づけに息が苦しい。
空気を求めてあいた口に貪欲に彼が入ってくる。

「んぅっんっ…んっ…」

「…っくちゅっ…」

混じり合った唾液が音をたてる。

苦しくて離れようと彼の胸に置いた右手を掴まれ引き寄せられた。

そして腰にまわっていた彼の右手が…私の服の下に潜り込んでいた…。
腰の辺りの背骨を確かめるかのように触る指。
素肌を触られている感触がたまらない。

「…んっ!ちょっ…あっ…っんっ」

腰と口に電気が流れてるように感じてしまう。