朝方5時半。横に寝ている母が急に咳をし始めた。


一昨日から時折咳き込んでいたので、昨夜も咳止めの薬を飲ませて早めにベッドに寝かせていた。


きっとそのうち収まるだろうと、私も起き上がらずにいたが耳だけは傾けていた。


すると突然、ゲホン、ゲホゲホ、ヒューとむせ返りが激しくなり、飛び起き駆け寄ると、呼吸が出来ず喘息の発作のように苦しそうにシャクリ上げ始めた。


マズい!!


大声で隣の部屋の息子を起こし、二人で母の上体を起こした。


ゲホンゲホゲホ、ゴヒュ゙ー(息を必死に吸う音)


「グランマ頑張れ!!」


これ、頭下げた方が良いのかな?いや、掃除機で吸う?息子に掃除機を持ってきてもらい、口に入れようとしたが嫌がって入れられず。頑張れと声をかけるのが精一杯。むせ返りが止まらない。


(せっかく父がもうすぐ退院でようやく二人会えると言うのに、今度は母が入院なんてことになったら)


その時、「訪問看護の電話は?」「確か24時間対応だよね」冷静に息子が言った。


 訪問看護に連絡

そうだ!こう言う時にこそだ!忘れていた!

「掛けてみる!」


しばらくコール音。繋がらない…💦留守電に名前と症状を吹き込む。


ゲホゲホ、母は相変わらず必死に咳をして痰を吐き出そうとしている。

すると、「大丈夫!」「大丈夫!」「大丈夫!」

あ!母が堰を切ったように話し始めた!


話してる、という事は呼吸が出来て来たようだ。「大丈夫!」「大丈夫!」

歩き始めたので手引きし、椅子に座らせた。

その間に息子がネットで対処法を検索。バスタオルで肩を覆い、声かけしながら背中を下から上にとさすってくれている。呼吸が整ってきた。






もう一度、訪問看護サービスに電話したところ今度は繋がり、ナースからは

「横臥、横向きに寝かせて、背中を軽く、平手だと痛いので少し指を曲げ、下から上へと叩いてあげてください。」との指示。


「今、椅子に座ってます。」「座ってても良いです。トントンやってると、痰が出やすくなって来ます!」


少し落ち着いてきた。


だが、まだ顔が蒼白だ。


「まだ水分補給はしない方が良いでしょうか。」

ナース「はい。落ち着くまで飲ませないでください。それでも収まらなければまたお電話ください」「はい!わかりました。ありがとうございました」


訪問看護をお願いしておいて良かった。もしそうでなければきっと、救急車を呼んで、誤嚥性肺炎を疑いそのまま入院なんてことに…。そうなれば、父との再会は更に遠のいてしまう。


 ソファに寝かせよう!

母は普段からベッドに寝かせてはいるものの、何故か短い幅に横に寝てしまう。おまけに、今回は夜中に枕がズレてマットレスの端に頭が落ち仰向けになってしまっていた。それで首が上向き、舌が喉に落ち、痰が上手く切れずにむせてしまったのだろう。


そうだ!ソファに寝かせよう!ソファなら背もたれがあるので背中も支えられ、身体も横向きに保ち易くなるので呼吸もしやすくなるだろう。


母をソファに横向きに寝かせ、その後は時折、コン、コンと咳はするが、顔色も戻り明らかに落ち着いて来た。そのうち、軽いイビキと寝息も聞こえてきた…。


良かった…。

と思ったら、緊張もほぐれ私にも一気に睡魔が襲ってきた。


母の寝息を聴きつつ、少し寝るか。くたびれたな。


それにしてもあのまま、入院なんてことになったらと思うとゾッとする…。冷静に判断してくれた息子に本当に感謝感謝🍀おねがい