フクロモモンガの妊娠 | 店長の気ままな日記

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日常の事から採集や飼育
そして動物との触れ合いや
宣伝等を載せて行きます。

野生下では、ハーレムを形成して生活しているフクロモモンガ

ペットとして飼育する場合、数が増える事を避けるために
単独飼育をした場合は、飼い主がボスにならなければならない
そうで無いと、フクロモモンガに強いストレスを与える為

ペアで飼育をした場合は、不妊や去勢手術はリスクが大きく
体の小さいフクロモモンガにとっては、命の危険に晒される事になります。

習性や生態を知る事で、数が増えすぎるのを調整しなければなりません


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♂は誕生から1年~2年の間に性成熟を迎えます。

は誕生から1年前後で性成熟を迎えます。

29日の周期で発情が来ますので、カレンダーなどに記載して管理し
発情期に近い前後4日くらい♂♀を別々のケージに移せば、増えすぎる
事を抑える事が出来ます。

最初は発情に気づき難いですが、性成熟が近くなったら注意深く観察を
していれば、普段と違う行動や鳴き声に気が付くと思います。

フクロモモンガの妊娠期間は短く16日で、未熟児を出産します。
産まれたベビーは育児嚢(お腹の袋)に辿り着き、そこで育てられます。

誕生から約70日~75日で育児嚢から脱嚢して来ますが、産まれた頭数に
よってはもう少し日数が掛かる場合があるようです。


脱嚢したベビーの目は開いておらず、その後、約10日で開眼します。

そこから約30日~35日で離乳する事になるのですが
人間にベタ慣れさせるには、開眼から14日~21日
(実際は18日以降)の間で親元から離して育てても大丈夫な様です。

追記:上記は親(特に母親)がベタ慣れしていない場合の離乳方法とお考えください
親(母親)がベタ慣れしている場合は、少し子育てに参加させて貰いながら
ベビーをベタ慣れにして行く方法がベストだと思います。

ミルクで育てる場合は、スポイト等で、ゆっくりと
(ベビーの飲むペースで)与えて下さい
1回のミルクの量は2㏄~3㏄程度で良いです。
(1日12時間~6時間置き・2回~4回)

追記:上記のミルクの与え方は、少量の固形物を食べる場合の与え方になります。
その場合、のどに食物を詰まらせない様に注意を払わなければなりません

嫌がって飲まない場合は、無理に与えず様子を見る様にしてあげて下さい

如何してもスポイト等でミルクを飲んでくれない場合は、餌皿にミルクを入れて
1日、様子をみてあげて下さい
翌日になってもミルクを飲んでいない様なら直ちに親の元へ返してあげて
1週間ほど様子をみてから再度、離乳を試みると良いです。

その他に固形物としては、リンゴを細かく切って(皮は付いてても良い)ミルクと一緒に置き餌として与えておくと良いです。

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実際は固形物も可なり食べますので、ペレット・チーズ・ドライフルーツなどを
小さくしてお皿に入れて置くと良いです。

少しずつ色々な味を覚えさせる時期でもあるので、大事な時期と言えるでしょう
今後の偏食にも大きく影響するので、ミルクだけではなくフルーツも与えて下さい

但し、体調(ウンチの硬さ)を見ながら与える種類と量を考えてあげて下さい

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毛艶も体調の大きな目安になりますので、注意深く観察をしてあげて下さい


良く育児放棄をするとされていますが、それは人間の方に
原因があるのでは無いかと思います。

当然、本能的に育たないベビーは親が抹消します。
(自然の摂理なので仕方が無いです)

そうでない場合は、飼育環境や親自体が育ってきた環境が大きく
影響していると考えられます。
夫婦で子育てをしますので、通常は♂♀共に子育てをさせて下さい

但し上記の場合は、次から次へとベビーが産まれる事になりますから
♀の子育てがストレスにならないタイミングを見計らい♂を別のケージへ
移す事で回避させなければなりません

♂を隔離するタイミングは、ベビーの
脱嚢と深く関わっているようです。

ですので、過去の飼育日誌を再度見直しはっきりとした
日数が分かり次第、詳しく記載させて頂きます。










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