今日観てきました^^
良い映画だった。
なんども泣いた^^;
一見コメディチックなタイトルだけど、中身はしっかりとした人間ドラマ。
原作マンガを読んでから映画を観ました。
茉莉絵がコジマに「日本一のラーメンを作ろう!」と呼びかけるシーンは、原作の、駅のホームで線路を挟んでお互い反対側から叫び合う方がいいなと思っていたけど、
なかなかどうして。
連絡通路の上から人目も気にせず叫ぶ茉莉絵と、これまた人目も気にせず叫び返すコジマ。
「究極の目的のためなら許す!」というセリフに象徴されるように、茉莉絵が一段上のステップに上がったことを表す感動的なシーンだった。
この「究極の目的のためなら許す」というセリフは、社会人になって苦い思いもたくさんして、それでも乗り越えてきた多くの仕事人にはグッとくるセリフだと思う。
原作では、近くで聞いていたどっかの会社の部長さんが涙を流してるんだけど(冗談っぽい描写で^^)、欲を言えば映画でもそれっぽいシーンが欲しかったなぁ。
ラストのシーンにも繋がるんだけど、自分が何に感動してるのかなぁと考えた時に、「和解」という言葉が浮かんできた。
自分、『和解』に感動するみたい^^
この映画にはいろんなことが含まれてると思う。
食と命。
先人たちの連綿と引き継がれてきた智慧と歴史。
赦すということ。
仕事の哲学。
もちろん、ラーメンの奥深さとラーメンのこれから。
たかが一杯、されど一杯のラーメン。
原作のマンガもオススメです。
映画にはなかったけど、狂牛病の問題なんかにも触れていて、食と人間というメッセージがより伝わってくる。
単行本では短編2本も入っていてお得です。これも好きだなぁ。2編とも。
作者は林明輝さん。この作者さん好きだ。もっと読みたい^^
帰りはもちろんラーメン食べました。
美味しかったとさ。