ざっとストーリー
映画は2人収監の刑務所だけが舞台。
未成年者への同性愛で捉えられたモリーナ(ウィリアム・ハート)と、政治犯のバレンティン(ラウル・ジュリア)。
当初、早く監房を出たい所長の命令でモリーナはバレンティンを探るうちに彼を愛するようになる‥
反ナチでも、反ファシズムでもなく、ただ人間はどんなに強がっても、愛>思想だと強く訴える映画で、私が20前後になぜ強く印象に残ったのか、今見直してモリーナがスパイ行動する相手のバレンティンの高潔さに惹かれてゆくその佇まいがリアルだったんだと。
蜘蛛女にたとえられたモリーナの糸はモリーナの愛だと。
なんか泣けてきて仕方ないや。
この映画以上に、男女でも、思想でもなくただ愛って強いんだと思わされたことはない‥。
最後にマルタがバレンティンのベッドにきてふたりは無人島へ行く夢を見るが、あれがたぶんバレンティンの精神の死なんだろう。
すごく感動する。
宗教も性別も政治も乗り越えるのはやっぱ愛なんだろう。

