みなさん、こんにちは音譜

2泊3日の三朝温泉から、無事に帰って来ました。
ふぅちゃん、あまりの嬉しさに息切れ状態でした(笑)
慣れない親戚の家で、緊張しながら頑張って待ってくれてたんやろうね…

今は…




クシャクシャ顔で、緊張の糸が切れたかのようにスヤスヤ寝ています。


ではMちゃんについて、話しを戻しまして…

今年の1月半ば~3月初旬まで呼吸器内科にかかっていましたが、肺の腫瘍が舌癌からの転移性肺癌であるだろう(?)との見解で、耳鼻咽喉科へ移りました。

この頃の耳鼻咽喉科はT先生が主治医に。
これからの治療法について、

・週1の外来で抗がん剤治療を行う。
      (アービタックス+パクリタキセル)

・抗がん剤の副作用について。

・舌癌の場合、抗がん剤の効果は期待できない。

抗がん剤ほとんど効かないけど、とりあえず…的な説明を受けた。

3月19日に抗がん剤初回。
Mちゃんを外来科学療法室へ送り、T先生に呼ばれたので私ひとりで診察室へ…

T先生は、抗がん剤の効果が期待出来ない事を(前回聞いた内容)、同じように話される。
段々と先生の口調が、言い辛そうな…重~い空気…

T先生: と言うことで…残念ですが…ご主人
余命1年です。
私: ………
(あまりの驚きに言葉にならない。涙しか出ない)

声を殺すけど、涙が止まらない。

T先生は私の肩をさすりながら、
ごめんなさいね…
残りの余生を後悔のないように過ごしてください。
こちらで入院治療も考えたのですが、少しでもご夫婦でゆっくり過ごされた方が、いいと思い外来をお勧めしました。
元気な内に、趣味など楽しんでください。
少しでもいい思い出を、ご夫婦でたくさん作ってください。
1年と申し上げましたが、個人差もありますので場合によっては6ヶ月…もしくは1年と少し延びるかも知れません。


(先生、お願いやからこれ以上、何も喋らんといて!)と心で叫びながらも、言葉にならない、涙が止まらない。

T先生: 奥さん、辛いですよね。本当にごめんなさいね。僕も言いたくないんです。でも立場上お伝えしなくてはいけないんです。

追い込みをかけるかの様に、涙もヒートアップ、感情もコントロールできず、そのまま診察室をあとにしました。
すると、年配の看護師さんが私のあとを追って来られ、
「奥さん、大丈夫?今までよく頑張ったよね。ここまで頑張って来たもんね。」
看護師さんの気持ちは有難かった。
でも「頑張ったよね」の過去形は止めてという思いと(まだ頑張れるのに)、労いの言葉との相反する気持ちで初めて声を出して泣いた汗汗汗

看護師さんは誰もいない部屋に、私を連れて行ってくれた。
「ここやったら誰もいないから、思いっきり泣いて、落ち着いたら旦那さんの所に行きね。誰も来ないから、大丈夫よ。ゆっくりしてね。」
看護師さんの気遣いに甘え、2畳ほどの部屋でわんわん泣いた。

気持ちが少し落ち着き、Mちゃんがいる科学療法室へDASH!

笑顔で私を迎えてくれるMちゃんを見ると、また辛くて涙が汗汗汗


治療の為、日本に渡ってから3ヶ月後の3月19日…
私は初めて心が折れました。