株なんて物は聞いた事も見た事も無い
聞くと言えばTVの中で「損をした」「財産を無くした」とのお言葉のみ
2022年1月末頃、銀行のかわいい行員に「株は・・・」と言われ我に返った気がした。
株と言う言葉しか頭には残っていないのだが、松田聖子が言っていた「ビビビッ」と来たという感覚があれなんだろう。
その時はもう「株をやろう」その決心しか無かった。
直ぐに証券会社に連絡を取って貰った、面接が必要らしく翌週の月曜日に証券会社に行く事に成る。
面接はあっけなく終わり口座番号が決まれば、入金が出来、買付が出来るらしい。
どこかの証券会社は10円あれば株が買えるらしいが、1株500円:単元株数100株=50,000円なのにどうやって利益を出すのだろう?どこかのインターネットの広告に書いて有った物を思い出す。
いずれにしても、大根・蕪のレシピはある程度知っていても”カ”も”ブ”も知らないで戦場に行っても喧嘩にもならないだろう。証券会社の帰りにブックオフ(9278)で株の本を3冊漁って家に帰り2時間ほどで読んで後は、買付から売却まで想像を巡らした。
翌日からインターネットで銘柄・株価・業務内容・決算内容・株価変動内容・銘柄に関わるニュースを調べる。
自分勝手に勝つ方法、負けそうになったら逃げる方法を想像する。
週末に口座が出来たとの事。すぐに自分のパソコンでは買付は出来ないが、担当と対面で買い付けられると言うので即日入金をして20銘柄程プリントアウトした用紙を持って証券会社に向かった。
今思えば最初の浅はかな行動だったと思う、そしてあれが無かったら短期で初心者の試練、「株を買い付ける」ことは出来なかっただろう。
証券会社の担当は笑顔で迎えてくれた、手渡された用紙を見てにこやかに笑って見せた。
私は満足を持って帰路に着いた。今日から買付・売却の差益で明け暮れるのだからと思っていたから。
翌日から株の動向を眺めつつも、いつに成れば売却出来るのか、新しい銘柄が買い付けられるのか。
よく何かを始める時・仕事を覚える時に思う事が有。理解して行動するのに3年掛かる、自分の物にするのに10年掛かる、応用を覚え対処出来るように様に成るにはそれ以上。
それを噛みしめながらも期待は自分に持っている。