5:老後の安心のために、保険は必要かどうか?
老後の生活を考えて個人年金保険、貯蓄と保障を兼ね備えた養老保険に入る人もいます。将来の不安を解消するためでしょうが、これも微妙なところ。何十年も自分自身のお金を保険会社に預けるわけですが、会社がつぶれないという保証はどこにもありません。
それに、100万円を払い込んで10年後に110万円のお金が受け取れるとして、そのときに金利や物価は大きく変化している可能性もあります。お金の価値が大きく上下するかもしれないのに、運用を任せてしまっていいのでしょうか。むしろ、自分で投資したほうがいいかもしれません。
例えば債券で運用する個人年金保険がありますが、保険料には手数料が含まれています。それなら、自分で個人国債を買えばすむことです。
老後の不安という点では、民間の介護保険(以下、介護保険)も近年は注目されているジャンル。ただし、補償の対象になるのは「要介護度2以上」など制限があることがほとんど。
なお、人が要介護状態になる年齢は75歳以降が多く、例えばいま30歳だとして、45年先のことを心配して毎月お金を払い続けるのは、果たして適切な行為でしょうか。
それなら貯蓄するほうがマシで、体の衰えが気になるならジムに行くなりジョギング・ウォーキングをするなり運動習慣を身につけ、食事内容にも気を配ったほうが、よほど介護状態から遠ざかることができます。
最初に考えないといけないのは「介護状態になったら……」ではなく、「介護状態にならないためのライフスタイル」なのです。
なお、介護保険には「慢性疾患や難病に該当」という条件が含まれることも多いようです。ところがこれもワナのようなもので、実際のところこれらの傷病に該当するする人は保険加入を断られるケースが多く、反対に入れるような人はレアな慢性疾患や難病になる確率は低いということ。
せっかく入ったとしても、使いどころがないという結果になりかねません。
保険の見直しを行うサービス
ここまで読んで、保険はやっぱり見直すべき!と思ったら、いざ保険の見直しをしようと思った時、やってはいけないのは、いま現在、契約している保険会社のセールスに相談すること、です。
というのも、保険の特約をはずしたり減額を勧めるということはまずありませんし、ましてや解約して他社のもっと良さそうな商品に乗り換えたいなどといおうものなら、全力で阻止しようとします。
そんな面倒なことにはなりたくないですよね。
結論から言うと、生命保険なんて若い人ほど必要ないのです。要注意!!!