前にも述べた通り、お酒は「毒」以外の何物でありません。

少しでも口に含んだら、心と体の隙間から我々人類に深く入り込み、お酒の小悪魔が我々に「もっと、もっと」と小さく小さく囁きます。

その声があまりにも小さすぎるために、聞こえもしませんし気づきもしません。

聞こえも気づきもしない間に少しづつ着々と我々の体に入り込み、我々は心身ともに蝕まれていくのです。

人生で最も大切なものは「健康」です。

常日頃誰でも言う通り、健康でなければ何もできません。

病気の時は早く健康になりたいと切に思うものです。ところが、入院し治療を受けていた人でも、再び健康になり、それまでの通りの生活を手に入れるとそれが当たり前だと思うようになり、健康になり、再び飲酒しているとあまりにもお酒の侵入速度が遅いために、健康を損なわれていることに気が付かず、少しづつ病気になっているとは全然思いません。

俺も大酒のみの頃は自分が病気に罹っているなど思いもしませんでした。

でも、元気でエネルギーにあふれ、生きているだけで素晴らしいと思えるような気分とはどのようなものか、ってことを忘れていました。

そういうことは少年時代に終わったのだと心の片隅で思い、信じ込んでいたのです。

精神的に年を取る、ということも我々人類が勝手にしていることではないでしょうか?

お酒を全く飲まない動物はそんなことを考えて生きているのでしょうか?

人間も肉体的、精神的に健康であれば、いくつになっても人生を100%楽しむことが出来ます。

お酒を辞めて、一年半が過ぎ、今思うことはこのことです。