「幸福」という名の麻薬をご存知ですか?名前に惑わされてはいけませんよ。

とても高い毒性を持つ物質でして、飲めば寿命は縮まりますし、依存症も高く、免疫力や集中力も低下します。また神経系が徐々に破壊され、自信や勇気もなくなり、リラックスするのも難しくなります。

味はひどく、一生飲み続けた場合にかかる費用は概ね1,800万円と大変高価で、そのうえ何の利益もありません。

こんなに悪いことばかりの麻薬に「破滅」などという名前を付けてしまうと売れなくなってしまいますので、麻薬の売人が「幸福」と名付けたのです。

あなたも試してみたいと思いますか? この薬物の幸福感に浸ってみたいと思いますか?

しかし、あなたはもうすでにこの薬物の虜になっているのです。何も別にあなただけではなく、実に成人の90%以上が、つまり、ほとんどの人が虜になっているのです。

そう、その麻薬の正体は「お酒」です。

そして、お酒が他の薬物と違う点も認識しなければなりません。

俺はやった事がないので、やった事のある人の体験談に頼らなければなりませんが、覚せい剤などはやったと同時に「ぽわー」っとなるそうです。

もちろん、お酒も飲むと「ぽわー」っとなります。

しかし、そこからが違うようでとにかくお酒の体に深く入り込むのが遅いのです。

底へ底へと落ちていくスピードが遅いので、本人は落ちていくことに全然気が付かないのです。これは奇妙なことにも肥満の問題と似ています。

もし仮に肥満が急スピードで進行したらどうなるでしょう?

寝る前はスリムシャキシャキだった体が、翌朝目覚めたらダルマのような体になっていたら慌てて病院に駆け込むでしょう。

しかし、実際の肥満は違います。人間は毎日少しづつ太りますので、翌朝起きたときには何の違和感も感じません。

体の機能が低下していても気が付きはしません。

アルコール依存症も全く同じです。

毎日飲酒することにより、少しづつ少しづつ着実に神経を集中力を免疫力などあらゆる体内の力を奪っていきます。

その速度があまりにも遅いので気が付かないのです。

では、いつになったら気が付くのでしょうか?

そう、それが昨日お話ししました「決定的段階」を迎えた時なのです。