ある住職さんが京都駅で新幹線を待っていると、一人の学生が近づいてきて「あのーすみません。お伺いしてもよろしいでしょうか?」と言いました。

住職さんが「何かな?」というと、学生さんは質問しました。

「僕は何をしたらいいんでしょうか?」

何をしたら、真の生きがいのある人生を送れるか。そこで住職さんは言われました。

「あなたの好きなことをやればいいじゃないか」

すると、学生さんは「それがわからないから、今こうしてお伺いしているのです。」

そこで、住職さんは「昔から 汝を知れ というが、一番身近にあって、一番わかりにくいものだ。時間がないから結論だけ言おう。君は今から、自分のことは勘定に入れないで、誰かのために自分を捧げて生きてごらん。そして、他人のために働いて(よかったなぁ。幸せだなぁ。)とおもえる自分がわかったら、それが本当の(あなたそのもの)だと、わしは思うがなぁ」

「自分探しの旅」とは、まさしく「他人のために働いて幸せだなぁと思う自分自身」に出会うことなのかもしれません。