最近、梅雨が長引いているせいか。


気持ちがざわざわして落ち着かない。


去年、キミが旅だった朝。


天気すらもおぼえていない。


雨ではなかった。


さよならも言えず


旅立ったキミ。


泣く暇もなくひたすら、電話をかけた。


早くキミを何とかしてあげたくて。


家族の事情でウチから離れられず、 


泣く泣く業者さんに


キミの骸を預けた。


帰ってこれるのは、翌日。


キチンとさよならも言えず、


この手で荼毘にふすことも出来ず。


業者さんに、キミを託したあとの


壮絶な喪失感。


翌日は、外出中に連絡があり


キミは予定より早く帰宅した。



小さくて、綺麗な箱に入って。


こんなに軽くなってしまった。



キミがいない。


キミがいない。


どこにもいない。


キミの小さい箱を抱いて、


泣いたとしても


現実は何も変わらない。





ざわわ。ざわわ。


今も心はざわついたまま。