「がんは交通事故に合ったようなもの」
以前参加した患者会でも
同じことを言い放ったマダムがいらっしゃいましたが
出典があったんですね。
マダムはさらに
「がんになったのが私でよかった
夫や子供やお嫁さんじゃなくてよかった」
と高らかに。

会場内には
交通事故に合ったことがある人がいるかもしれない、
自分も家族も罹患している人がいるかもしれない、
そうは思わないのですか?

「私、良いことを言った!」
という高揚感で
そんな想像力は消し飛んでしまったのでしょうか。
あるいは
「交通事故と同じ」という言葉に
妄信的にしがみついているしかないのか。
私には預かり知らぬことです。
知りたくもない。

けれど
自分ががん患者だからといって
同じがん患者に何を言ってもいいわけじゃない。
私はそう思います。


じゃあ逆に
「交通事故はがんになったようなもの」
と言わないのは何故でしょう?
不埒な質問を
件のマダムにしてみたいですね。