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"お元気ですか。
僕は元気じゃありません。
だけど、相変わらずジェジュンが好きです。"
毎日、病室から外の風景を眺めながら心の中で呟く言葉。ジェジュンへの想い。
もう別れたけど……ジェジュンへの愛は相変わらずだ。
ずっと病院のベッドにいると
家の広いベッドの上でジェジュンと身体を重ねた日々のことをたまに思い出してしまう。
暖かい、柔らかい、綺麗な素肌を触ると漏れる色っぽい声。
じっと見つめると恥ずかしがって目を合わせないようにする姿。
“もぅ……やめてよ……“
可愛かった。
ジェジュンを抱いてる時のあの幸福感はもう二度と味わえないんだなぁ。
やっぱり少し寂しいし、泣きたくもなるけど、たくさんの楽しい思い出くれたジェジュンには感謝しかない。
ジェジュンに出会えてよかった。
僕が別れを切り出した時、
ジェジュンは泣いて僕にしがみついていた。
"どうして?俺の何がいけない?"
"ダメなところ直すから別れるとか言わないで"
ジェジュンのダメなところなんてあるわけないし全て完璧なのに
『……ごめん、好きな人ができて……』
僕はそう言って思いっきりジェジュンを傷つけ、無理やり別れた。
病気のこと正直に言っていたら、
ジェジュンのことだからきっと今も傍にいてくれただろうけど、
迷惑は掛けられない。ごめんなさい。
この病院に来る時も
病気のことを隠すために詳しいことは言えず、またろくに別れの挨拶もせずごめんなさい。
でも今ジェジュンにはユノっていう素敵な恋人がいる。
僕ではジェジュンを幸せにできないから
本当によかったよ。
ジェジュンが幸せならそれでいい……。
「そういえばチャンミンさんって前は○○市に住んでたんですよね?わざわざ遠いところからこの病院に……」
さっきからぼーっとしている僕が落ち込んで見えたのか、お隣さんが声を掛けてきた。
「この病院の方がいいって言われたので……」
「早く元気になりますように。
あなたまだ若いんだからきっと大丈夫」
「ありがとうございます」
別にもう元気にならなくてもいいけど…。
でもどうか、この先も僕のこと探さないで。
ジェジュンとユノ、2人で幸せになって。
苦しむのは僕だけで十分。
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END