誰が世話する? | これからは気ままに!!

これからは気ままに!!

同居生活21年から開放されました。
これからは自由に!気ままに!楽しく!生きていきたいと思います。

日々のこと、のび太(旦那)の愚痴、子ども達のことなど、備忘録も兼ねて書いて行きますのでよろしくお願いします。

じいさんは魚を頭も骨も丸かじりする人です。

食事はよく食べるし、むせることもないけど、最近はやっぱり骨が心配で、なるべく魚は切り身にしています。

骨が取れるものは取るようにしているし、

丸々一匹とか開きの時は、ばあさんに『お義父さんの魚、骨を見てあげてくださいね』と言う。

だって、言わないと、な~んにもしないもん!知らんふり~。

っていうか、何も気にしてないんですよね!

世話しようって気持ちがないんです!

私ばっかり、じいさんのことを気にしている。



気にしすぎてメニューに悩む。

丸ままの魚が登場することは少ないし、アジの南蛮漬けも3枚おろしにしたり…

秋刀魚の季節。

秋刀魚一匹、塩焼きで食べたいなぁ。

じいさんどうするかなぁ?

切り身にする?それはちょっとなぁ。

せっかくの秋刀魚をじいさんにも食べさせなくてはね。

また、ばあさんに任せたらいいかっ!

あっ、またじいさんのことばかり…



で、3日前の火曜日。

夕食は秋刀魚の塩焼きにしました。

夕食が始まり、ばあさんに『気をつけてあげてください』って言おうと思ったけど…

じいさんの両サイドにはばあさん(隣)と旦那(角を挟んで反対の隣)がいる。

私が気を遣うことないやん!

妻と息子が気にかけてやればいいんだ!

そう思って、黙っていました。



じいさんは丸かぶりせず、身をほぐして食べていました。

少し食べたところで、

婆『すだちをかけて食べたらいいよ』

と声をかけた。

なんとなく聞こえたのか、すだちを手にしたじいさん…

そのすだちをかけずに、しゃぶりだしたびっくり

婆『違うのよ!かけるのよ!』

一瞬、かける動作をしたが力が入らず一滴も搾れなかった。

そして、またチュウチュウ…ガブガブ…

ばあさん、それを見て鼻で笑った…ガーン

笑うか?!

手伝ってやれよ!

私も口出し手出ししようかと思ったが、この二人がどう世話するか見届けることにした。

すると、

旦那『もうええで!置いとき!』

旦那、搾り終えたすだちを吸っているのだと勘違い。

旦那もじいさんのことをひとつも見ていない。

き『違うねん!搾れてないねん!』

旦那『?』

き『手に力が入らへんから搾れてないねん!搾ってあげて!』

旦那『!』

とうとう、私…

口出ししちゃいましたてへぺろ

そこで、やっとばあさんがじいさんのすだちを搾りました。

その後、ばあさんも旦那も、じいさんの魚の骨を気にすることなく自分の食事を終え、それぞれの部屋に去っていきました。

私はキッチンで片付けをしていたので、背後からちょこちょこ見ていましたが…

じいさん、一生懸命、魚をほぐして綺麗に食べてました。

少ししっぽの方の身が残っていたけど、じいさんにしては上出来!

魚で疲れてしまったのか、高野豆腐の煮物は残していました。

じいさんには悪いことしちまったかな?

でも、これもリハビリだ!

旬の秋刀魚も食べられて良かった!



でも、

妻にも息子にも見放されたじいさん。

かわいそうになぁ…ショボーンタラー