少し生活態度を改めようとした息子にとって、
コロナ期間の休みとオンライン授業は痛手でした。
2月に期末試験が終わると、そのままテスト休みに入ります。
本来ですと一度、登校日があり、その後終業式。
そして、春休みになります。
ですが、期末試験が終わってから、そのまま登校出来ない状態になり
オンライン授業になりました。
なんとか、授業を受けようとするものの
ZOOMなどによるリアルタイムでの授業ではなく、先生方がYouTubeに
授業をあげてくださり、それを見るというもの。
そのうち、後で見ればいいや・・・となり
だんだんと、夜更かしがまた始まり、時間通りに起きられない状態に。。
もともと学習習慣がなかった息子なので、一人で授業を受けて
課題を出す生活が続くことはありませんでした。
そのまま、高校生の登校が少しづつ始まり、
オンライン授業の内容で中間テスト。
1か月後に期末テストがありました。
頑張る気持ちがあったものの、オンライン授業をまじめに受けていなかったので
成績が上がることはなく、またやる気は失せてしまったようでした。
夜型の生活も治ることなく、夏休みまでは遅刻もポツリポツリありました。
あ~、これでこの先どんなに勉強を頑張っても
遅刻が多数あるので指定校推薦はなくなっちゃったな。。
と、腹をくくった私もいました。
姉のように一般受験は厳しいと思ったので、
息子には学校の勉強を頑張って、せめてどこかの大学に入れれば
と、甘い考えがありました。
息子にとっては、頑張って成績を上げて
大学に入る方が、彼のためになるのに。
今の学力で無理だと決めつけて、どこにでもいい
大学生にしてあげたいと思っている、親ばかのわたしがいます。
そんなモヤモヤした思いを抱えながら、夏休みに入りました。
夏休みも部活などあるはずもなく、テニススクールもジュニアは閉鎖。
この時期は、どうすごすか、何をするか
大きく人によって分かれたことと思います。
コツコツと努力しつづけた人には、良い充電期間。
ただの与えられたラッキーな休みだと捉えた人には、放電期間。
大きな大きな差がついてしまったと思います。
ですが、この夏休みを境に
息子は何か変わったような気がします。
新学期以降、遅刻はめっきり少なくなりました。
朝、声をかけると起きてくるようになりました。
今までどんなに起こしても、寝不足で目が覚めなかったのですが、
数回声をかけると起きられるのです。
どうして?と聞いたら
6時間は眠るようにすることにした。とのこと。
そうすれば、朝起きられる。
遅刻がなくせる。と思ったようです。
当たり前のことですが、息子には出来なかったこと。
それが、自分から出来るようになったこと。
これだけでも、小さな1歩だと思います。
それに、今までまったく出来ていなかった提出物も
おおむね、出来るようになっているようです。
それから、今日までテスト期間なのですが、
今までの彼は、前日に試験範囲が分からない。
プリントをラインで送ってもらう。のが日常。
今回は、少なくとも1週間前には少し試験勉強を始めていたようです。
急激な成績向上は求めていませんが、本人が頑張った分
少しでも結果に表れて、やる気の維持につながることを願います。
そして何よりの変化が、
少し会話が出来るようになってきた!!こと。
この1年近く、返事はするものの「ああ」とか「いや」くらいしか
返ってこなかった言葉ですが、今までのように普通に会話を
してくれることも!
これって、少し反抗期が終わりつつあるってことですよね????
でも、まだまだ一進一退で高校生の間は
安定しないんだと思うけれど、なんだか暗闇を抜け出せそうな予感が
しています。
本当に待ってみて良かった!!!
このまま学校に行けずに、出席日数が足らずに即留年になるのでは?
いや、不登校になって退学になるのでは?と思っていたので、
まずは、第1歩踏み出せたのではないでしょうか?
焦らず1歩づつでいいから、自分の道を進んでいって欲しいと
切に願っています!!