3日目。A学校 第2回 再受験の日。
重い体にムチうちながら、なんとか起き出しました。
毎日午前中に試験、そして合否がわかるまでの不安。
12歳の子供にとって、辛いものはありません。
良い結果が得られない焦りから、普段通りの実力が出せるかどうか、私自身も気が気ではありませんでした。
しかし、二日間の敗北を経験し、息子の中で何かが変わったのです。今までのふざけた様なふわふわな気持ちは無くなり、いつになくピリっとした顔に変わっていました。
私は、本来なら4日目は、受験しない予定でしたが、3日目の今日もダメだったら、、と思い、急遽 受験予定のなかったC学校へ、出願してきました。
このC学校の最終日、募集人数は30名の狭き門。
受けない予定にしたので、11月を最後に過去問はやってません。
またダメだったら、ショックだけ与えて、本人に敗北感を植え付けるだけなのでは?
と私は気が進みませんでした。
しかし、主人から 開けておくのは勿体無い!と強気に諭され、受験することになったのです。
そして、
長い長い待ち時間の後、息子と合流。
晴れ晴れとした顔の息子を見て、まずは一安心。
今回は、1日目と違い ちゃんと出来た!と言いました。
言葉通りら3倍の倍率を勝ち取り、ようやく初めての合格を手にしました。
どん底からの合格。
本当に嬉しかったです。
この勢いのまま、4日のC校もなんと合格!
ようやく調子が出てきました。
5日目。無謀と知りながら 最後に2日目に受けたB校を再受験!
今まででの過去問より1番出来たと、多少の期待もありましたが、11倍越えの厳しい結果に玉砕!
しかし、そこにはやり切ったと言う清々しい顔をした息子の顔があったのです。
辛かった受験。最後まで続けたのは、チャンスがそこにあるのに最後まで諦めない!ということを、息子に学んで欲しかったから!
今まで、すぐにもう辞める!やりたくない!と言って逃げ癖のあった息子。
この受験を通し、大きく成長を感じずにはいられませんでした。
最後は、受験楽しかった!と言ってくれたこと、たくさん応援してくれた方々に ありがとうございました!と自ら言えたこと、駄目だった事も含め、息子の人生にプラスとなることと思います。