わが国では古くから数の中に吉凶があるとされ、
数が奇数と愚数に分けられて、奇数を陽の数、偶数を陰の数として、
祝い事等の慶事には一、三、五、七、九等の陽の数である奇数を用い
又 二、四、六、八、等の偶数は仏事ごとに用いられました。
奇数、偶数の中にも吉数と凶数が存在して
易の生命判断や家相の室数の吉凶に関する事項に組み入れられています。
数の吉数では大凶であるはずの九の数が、
一方では奇数の中で最高の「満ちて欠けることのない吉数」として
結婚式を始めとする慶事の三、三、九度の杯に用いられることも易数の不思議です。
奇数の一、三、五、七の数から一をとって三、五、七の数を「聖数」と云って
祝儀に用いてその代表なものが「七、五、三」の祝いです。
神事においても、寸法は七、五、三、の数か2分の1になる寸法を用いています。
上棟式に用いる幣串の長さや幟竿の長さ、弓の長さ、棟札の寸法も必ず
幣串、弓、幟竿に書く線は線巾五分間隔五分として、下から上に七、五、三と書きます。
注連縄(しめなわ)の縄を左よりによるのは、宇宙の回転を示し、端を巻き込まないで
縛らないでよるのは質素であることを表している。
足を七、五、三に下げるのは吉を表したものとされる。
次回は日本料理の吉数について