Episode2「相談」
ミユ・リターナー、起きてるかい?
っ……リボンズ様?
あ…はい……今起きました
↓
実は君にちょっと相談したいことがあってね……
リボンズ様から、私に…ですか?
都合が悪かったかい?
い…いいえ……相談なんてしたことがありませんし…しかも相手がリボンズ様とあっては…その…緊張してしまいます
ハハハハ……ッ!確かに戦闘用の君たちにとって相談なんて最も苦手とすることだ
ましてや真面目で難しく考えがちな君には特にね
でも今回に限っては君に聞いてもらいたいんだよ
君たちネオ・イノベイドに関する話だ
ネオ・イノベイド…⁉それでしたら、ライト兄さんとお話しなさったほうが宜しいのでは……?
いや…この話は僕たちだけの方が良い
っ……⁉
ミユ様、今ドキッとしましたね?何か如何わしいことを考えたのではないですか?
へっ…⁉いや…そそっ…そんなこと……ないよ⁉
ミユ様は本当に発情期がお早いことで……今日だって寝る前に自分で描いた神の肖像画を見ながら1人で(ry
ああああァァァアあアアアアあ゛あああああーーー!!ダメ!それ以上言わないでぇ~!!
そう言えば、最近あまり2人きりでいてあげられなかったね……
……ミユ、今夜は僕の部屋で寝るといい
たっぷり可愛がってあげるよ
は…はい……!ありがとうございます///
そのボイスを聞くの二回目ですねミユ様
は?ネオ・カレイド…それはどういうことだい?
ちょ…ダイヤモンド……!
ミユ様がどうしてもと仰ったので、神の声帯を模写して先ほどとほぼ同じ台詞を寝る前に言わせていただきました
なので、二回目です
いや本人…!今回はご本人の生のお声だから…!声真似とは全然違うから……!
(チッ……!余計なことを……)
ダイヤモンド、次からそれは無しだ……
ミユ、僕の声が聞きたいなら脳量子波で呼んでくれ
どうせなら本物の方が良いだろ……?
で…ですが、そんなことでリボンズ様をわざわざお呼びすると言うのはあまりにも…その……
僕にとっては大事なことだから言ってるんだよ
僕の代わりなんて誰にも務まるわけがないんだ、分かったね……?
は…はい……
マジカルダイヤモンドの余計な発言で話が逸れてしまったので、一旦間をおいて再開することになった――
↓
優秀な人材を集めたつもりだったが、流石に個性的な面子ばかり揃えすぎたかもしれない……
ミユ、正直彼らの中にいて居心地が悪いとは思わないかい?
いえ…次元には多様な人たちが溢れていることが実感できますし……
基になった世界も、年代も、考え方もまるで違う人たちとお話するのは、新鮮な刺激があります
勿論、リボンズ様もそのうちの一人です
刺激か……本来なら悪人だった連中がほとんどだからね
確かに彼らと付き合っていれば刺激には事欠かないかもしれない
だが、オベイロンやユーリは君を嫌っている……
彼らからは今後も嫌味なことや皮肉めいたことを言われ続けるだろう
君はそれに耐えられるのかい?
……お兄ちゃんは私が子供のクセに生意気だって言ってました
同じイノベイドなのに、一人だけリボンズ様に恋をして、しかもこんなに愛してまでいただいて……
皆さんには嫌われても仕方ないと、私自身そう思います
彼らはあくまでも僕が設計した通り命令に忠実なだけで、僕を敬う気持ちがあるわけじゃない
僕を敬愛する君が僕から愛されるのは当然のことだ
それで君が恨まれるのは筋違いもいいとこだよ……
ミユ、彼らと同じ立場で働くのはやめて、完全に僕の懐で静かに暮らすつもりはないかい?
君が望むなら、すぐにでも取り計らってあげてもいい
お心遣いありがとうございます……でも、私は今のままがいいです
リボンズ様のために働けないほうが、私にとっては心苦しいことですから
それに、私もネオ・イノベイド……
大切に思っていただけるのは身に余る光栄ですが、リボンズ様のために存在する私が、貴方に守っていただくようでは本末転倒です
貴方に起こしていただいた聖杯の力で、私がリボンズ様を御護りします
そうか…ついつい君のことをか弱く見てしまうが、生きた聖杯である君は誰かに護られるような立場ではなかったね
ミユ・リターナー、君は創造主である僕を超えた存在だ
滅相もありません……私の全ては初めからリボンズ様のものですから
フフフフ……ッ!全能の力を持つ君にそう言ってもらえるのは光栄だよ
君を迎える準備をしてくるから、少し待っていたまえ
急いでいただかなくて結構です、私は貴方に待てと言われればずっとお待ちしていますから
……愛してるよ、ミユ・リターナー
私もです、ずっと私の御主人様でいてください、リボンズ様……///
↓
リボンズ、そんなに彼女に会いたいのなら、いつも会いに行ってあげればいいのでは?
貴方自身、もう他にやりたいこともないでしょう?
ミユは僕に愛されていること自体に罪悪感を感じている
自分に会いたくて来たなんて言えば、また自分の存在が僕の時間を奪ってしまったと、更に罪の意識に苛まれることだろう
だから、何か口実を作らなければ迂闊に会いに行くことすらできないんだよ
……貴方が誰かの気持ちを第一に考えるなんて、まるで夢でも見ているようですよ
僕にとってはあの娘と話している時間はまさに夢の中にいるようだよ
これだけ永く世界を見つめていると、ミユのような娘なんていないことは理解ってるからね
……僕の価値を理解できる者なんて現実には存在しないのさ
だから思うんだ、いつ終わってしまうかも分からないこの夢を、いつまでも見続けていたいとね
ライト、君も暇を持て余しているはずだ
どうすればミユが喜んでくれるか、何か案をくれないかい?
僕たちネオ・イノベイドは貴方にお相手して頂けると言うだけで身に余る光栄……
彼女なら貴方がお顔を見せるだけで泣いて喜ぶでしょう
だからこそ余計に喜ばせてあげたいんだよ
ミユはちょっと思わせぶりなことを言っただけで分かりやすく反応してくれるからね
僕にとってはイジリ甲斐があって…可愛くて仕方ないよ
そういうことでしたらリボンズ、以前に私が下見に行ったリゾートエリアなどは如何でしょうか?
あそこの湯は格別でした
(おのれこの風呂好きめ……それが言えるのを待っていたな?)
(お前は黙って見ているがいい)
……そう言えば最近は観光にも行ってなかったね、悪くない
そのリゾート施設、混浴はあるのかい?
リボンズ!混浴なら私がもっといい場所を知っているぞ!
なっ…⁉カノンお前…!
フッ……それ以上兄さんに抜け駆けされてたまるものか
止めたほうがよろしいのでは?
御方との混浴なんて、彼女には刺激が強過ぎるかと
なっ……⁉
確か一緒に海に行ったとき、リボンズの水着姿を見ただけで鼻血出して倒れたと聞いたな
ッハハハ!ミユは純心な子だからね
最近は彼女と海水浴に行くときは肌の見えないウエットスーツにしてるよ
……だそうだカノンよ、何か言うことはあるか?
ぐぬぬ……兄さんの案こそ下げられたではないか!
マウントを取った気になるな!
↓
全く……
あの悪魔のような男が双子の弟とは、もはや呪いだな……
お戻りだったんですね、お疲れ様です
ん?ミユ・リターナーか
お久しぶりですサガ兄さん、御一緒させていただいても宜しいですか?
(妹は天使だったか……)
さて…
(こ、これがサガ兄さんの……!
噂には聞いてたけど、なんて大きさ……)
話があるなら出るとしよう
えっ……そうですか?
お前と共に風呂に入ったなどとあっては、御方からお𠮟りを受ける程度では済まぬだろうからな
そ、そんな……いくら何でも、そんなことでリボンズ様がお怒りになんて……
ふっ…せっかく来たのだから、お前はゆっくり浸かっていくといい
私は次の出立の準備でもしながら待っている
~登場人物~
リボンズ・ネオバース・アルマーク
ミユ・リターナー
ライト・アーデ
サガ・ノヴァ
カノン・スタビティ
ブラック・ケア




































































