重いガラス扉を押して美容院にはいった
彼がカウンターから
「こんにちは^^
お掛けになってお待ちください」と笑顔で
カウンター近くのカウンセリング用の席に座るよう促す
「こんにちは。あっはい・・・」と私
鏡の前に用意されている
白い椅子に腰かけて、彼の顔が見えなくなったことにちょっと安心する
・・・だって、緊張する・・・
ふ~。と心のなかで一息ついて
『さっきの(彼の)様子だと冷たいってことはなさそう!!』
とちょっと安心しながら座っていたら
早速彼がやってきた
「宜しくお願いしますっ。今日カットでしたね。」と彼
私「おねがいします。そうなんです。カットを・・・」
彼「長さとかどうされます?」
私「そんな・・・?ちょっとひろがってきたから、そこがイイ感じになれば・・・」
彼「そうですね。(ちょっと髪みながら)じゃ、長さはそんな変えずに整える感じでいきましょうか。
じゃ、お席ご案内します。どうぞっ」
私「・・ありがとうございます」
・・・・って感じで。
字面じゃ伝わらないと思うけど
私はこの時点で、さーーーーーっと気持ちが沈んでいた。
血の気が引いていくような・・・悲しい気持ちがさーーーーーっと自分を包んでいく感じ。
なんでってね、これまでお店についてカウンセリングの時間には
彼から温かみのある空気感が出てた
何となく彼が私の様子をうかがいながら優しさで包んでくれているような
子犬が、かまって。ってくるような愛くるしい感じのような
それでいて、疲れた私をそっと癒してくれるような温かみの雰囲気
それが今日は全くなくて
爽やかで軽くてさっぱりして
こちらの様子とか伺う感じはなく髪だけに注目してるような
仕事をしている『美容師の○○さん』という彼になっていた
こんな雰囲気で接してくるのは初めてで
目の前にいるのは彼なのに
何だか全然知らない人みたい・・・・
もう、ここから消えたいくらいな気分。
・・・泣きたくなるけど、泣いちゃいけない。
ちゃんと、私だってお客さんとして過ごすんだ!!
と心に言い聞かせながらカットの席に座る
そして全然知らない人みたいな彼の雰囲気に
「美容師の○○さん」になった彼に会って初めてわかった
私のこと本当に好きだったんだな・・・って
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隠しきれない気持ちを、大切にしたいあなたへ
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