- 君たちはどう生きるか (岩波文庫)/吉野 源三郎

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【はじめに】
この本は、以前ブログで紹介した『上京物語』の
巻末『父から息子へ贈る本リスト』で紹介された本です。
私がこの本を初めて手に取ったのは、多分10年位前・・・
【本の感想】
1937年、今から77年前に出版された本です。
まず、そんな時期にこの本が出版され
今、私の手にあるという事・・・
奇跡だと感じます。
この本に出会えて感謝しています。
内容・・・
ある一人の中学生(コペル君)の
精神的成長を通じて、
人間の生き方を問う『人生読本』
誰もが感じたことのある精神的な感情
読み進むにつれて身につまされる思いでした。
その中でも
コペル君の友人達に対する上級生のリンチ事件・・・
コペル君は友人達と、もしそういう事態になったら、
一緒に殴られると指切りまでして約束したのに・・・
実際には、その事件の場の恐ろしさに身がすくんで
自分ひとり抵抗しないで傍観してしまった。
とりかえしのつかない悔恨感
実は、私も過去にまったく同じような経験があります。
『ケンカ事件』
恐怖と痛みから立ち上がれなく、友人を助けられなかった。
あの時の自分に対する情けなさ、悔しさ
なぜ自分は、あの時もっと勇気を持てなかったのか・・・
もう25年位前の出来事ですが、
今だに思い出す、
私の『トラウマ』です。
勇気を持てば行動出来たのに出来なかった。
これこそ、一生後悔の思いに打たれる。
もう、とりかえしのつかない
悔恨感に浸りたくない・・・
だから、必ず迷ったら、
『勇気を持って行動』
行動してダメならしょうがない。
それから、コペル君は
病に落ち・・・
ずっとずっと悩み、苦しみ、後悔しました。
そして、その苦しみを乗り越え、
素直に自分の過ちを認め、友人に手紙を書いて、謝りました。
現実から逃げすに、正面から向き合った。
凄く心打たれました。
だから
『現実をしっかり受け止め逃げないこと』
そこで逃げれば、いつまでも逃げ続ける人生になる・・・
人間として肝心なことを知ればその経験は無駄ではなかった。
人間の悲しみや苦しみというものに
どんな意味があるのか・・・
本来人間がどういうものであるか・・・
をしっかりと心に捕えておくことが必要だと感じます。
そして、最終ページに
『君たちはどう生きるか・・・』
と書かれ終わりを迎える。
人として本当に大切なことを考えさせられる本です。
大切な人に・・・
『勇気を持って行動』
『現実をしっかり受け止め逃げないこと』
その大切さを伝えたい。
素敵な本との出会いが人生を変える・・・
私の大切な一冊です。
ありがとう・・・感謝




