人間(動物も)の持つ五感(感覚)とは、
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚でしょうか。
いわゆる第六感というのもありますが、今は考えないことにします。
五感とはいえ、特に味覚は基本的に口に入るものにしか働きませんし、嗅覚や触覚が活躍する場は視覚や聴覚より少ないなど、活躍場面にバラツキはあります。
やはり基本的に視覚が人間の生活に占める割合は高いと思われます。その次が聴覚でしょう。
一般人が触れることができないような超最先端技術はわかりませんが、現在デジタルの技術を使って、遠隔的に伝えることができるのは、視覚と聴覚だけです。
劇場で見せるお芝居でも概ねその二つが中心です。
さて「五感を研ぎ澄まして」などという言葉がありますが、実は五感を満遍なく使うというのは案外難しく、
特に視覚以外を使って何かを敏感に感じ取る場合には、目を閉じることが有効な場合があります。
音楽をじっくり聞きたい時、ワインなどのテイスティング、生地の肌触りを比較したりする、などそういう場面は案外あります。
私が朗読劇を面白いと思う理由は、テレビや映画の映像技術がすごく発展した世の中で、あえて視覚から来る情報を大幅に減らすことにより、逆に観劇者の脳内にいろんなイメージを観劇者自身が作り上げるチャンスを作るというところにあります。
うっかりすると科学技術の発展こそが原因で人間の「想像力」というものが退化しかけている現代だからこそ、朗読劇が静かなブームになりつつあるのだと思います。
今月の23日26日はぜひ京田辺にお越しください。