youtubeでは見たい動画を見る前にCMが流れますが
そのCMで唯一気になってしまったのが
『TOKYO JUNGLE』というPS3のゲームです。

人類が消えた東京の街を舞台で、
さまざまな動物の中からキャラクターを選択し
とにかく「生き残る」ことが目的。

こういったゲームはだいたい
相手をひたすら殺し続けて生き残るだけの
ゲームが多かったりしますが
このゲームでは草食動物が肉食動物から逃げ続け
最期まで生き残るということも出来るのです。

生き残る=勝ち続ける
という根本的な僕の固定概念に
逃げ続ける=生き残る
という新たな価値観をもたらしてくれたのでした。

僕の好きな戦国時代で考えてみても
結局のらりくらりと逃げてきた感の強い徳川家康が
最終的に新時代を作り出したのですから、
意外と勝ち続けて生き残るというのは至難の業なのかもしれません。

っとまぁ、そんなこんなでPS3も持っていないのに
あれやこれやとネットで
TOKYO JUNGLEの情報を収集しまくってたわけです。

昨日、BOOK OFFでこの作品を発見し
僕と同様にPS3を持っていない友人に勧めたら
なぜか購入してしまい
なぜかそのまま貸してもらい
なぜかPS3を持っている人から本体を借り
自分の手を汚さずにゲーム環境を整えることに成功いたしました。
顔を出さずに指示だけだして
利益だけを享受するおれおれ詐欺のリーダーになった気分です。

昨日は友人とプレイしたのですが
やれることはCMの通り狩る、食べる、育むだけ。
一見つまんなそうですが
突如現れるライオンなどに一撃で倒されたりと
ぼーっとしているとすぐに倒されてしまい
それが悔しくて何度も何度もプレイしてしまいます。
そして、このゲームの醍醐味は世代交代にあります。
最初に選んだ動物で生き残ればいいのではなく
ちゃんと寿命があり寿命が来る前までに
子供を産まなくちゃいけないんです。
他の動物を狩り、それを食べることでレベルが上がり、
ランクに応じたメスを引きつけて世代交代。
下げメス、ただメス、上げメスの三種類が存在し
メスを発見しても下げメスだったら遠回りして
気付かれないようにするなど少々リアル。

思ってた以上の良ゲームで
くそゲーを友人に買わせなくてよかったなという
安堵の気持ちでただいま一人でプレイしております。