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実らない想いがあるなら、妄想すればいいじゃない。

どうも、ジュンです。

つい先ほど。絶賛崇拝中の先生からメールの返信が来ました。

この前のテストの報告をした返信でございます(まあ、ボコボコだったけど)
まあ、二年になったら理科無いけど、三年で頑張るさ的なメールを送ったら

今日、君の話をしました
伝説の生徒の一人に入りました
おめでとう

見た瞬間、壊れる涙腺。

高校に入って……、あまり会えなくなってしまう。
時間と共に、忘れてしまうのではないかと怖かった。
忘れられてしまうのではないかと、怖かった。

自分が、高校の先生に入れ込んでしまう日が来そうで。
私の存在が、新しく受け持つ生徒に埋もれてしまう日が来そうで。

やっぱり、他のどんな先生を好きになっても、この先生だけは永遠に、綺麗なままで私の心に残り続けると思った。
先生にも、そんな風に思ってもらえてたら嬉しい。
「私だけの先生でいて欲しい」なんていうふうには思わないけど、
僅かな瞬間だけでも、私のことを思い出してもらえるだけで十分。

いつか、また会えたらいいね。先生。
志賀高原から帰還しました、ジュンですww
まあ素晴らしく楽しかったわあ ワタクシが唯一マトモにできるスポーツ(笑)

さてと、三月ですねえ。卒業式ですねえ
先日、ワタクシの通う高校でも卒業式、ありましたよー
去年の今頃、ワタクシは中学で残り少ない中学生活を謳歌していたと思うと……
まあー、一年てはやいわあ

この前、ふと思い出したことです

去年(要は中三の時)の担任は、非常にアツイ(暑苦しい?)先生でした。
とても熱心な先生だったけど、初めての3年生担任だからか、その気合がことごとく空回りしまくっていて……ww
いろいろ自分の理想の生徒像(?)的なものをワタクシたちのクラスによく押し付けられていました
その先生は、まあ怒ると激しく怖い先生でして、人の話は遮るわ、理由をいえばそれについて突っ込んでくるわ、大変な先生です。あ、普段はめちゃ面白いんですがねえ。
それでまあクラスのほとんど(男子含む)が泣き出す事態になったり、過呼吸起こす子もいたりでてんやわんやになったりして……気づけばクラス自体の仲はすごくいいけど、先生との溝が深くなっていました。

10月の後半。いきなりのクラス担任変更。
副担任だった学年主任の先生が担任になり、担任は副担任に変更。気づけばクラスの誰もが、元担任の悪口を口にしているように。
みんなは嫌いって言っていたけど、ワタクシがつるんでいた友達たちは、別にその先生が嫌いじゃありませんでした。まあ、理不尽だけど、普段も授業も面白いし。
今思うと、あの時その先生に好き好んで話しかけていたのは、ワタクシたちだけだったんじゃないかなー。
ぎゃあぎゃあ罵詈雑言を吐きながらも(面と向かってww)よくよくつるみに行っていました。
まあ、こっちも言い返されますわな。当然ww

そんなこんなで卒業式。
体育館に行くため廊下で並んでいたら、急にその先生がワタクシの前に来て、頭に手を置いて、「ありがとな」と一言。
あまりにも急で、何がなんだかわかんなくなって、ついいつもの調子で、「きゃははー、せんせがお礼ーwww」と笑うワタクシ。「俺かてお礼くらい言えるわボケぇ!」言われましたが。
「ありがとう」って言っていた時の、その先生の顔が照れくさそうにすこーしだけ笑ってて、今でも忘れませんわ。まあ結局、あとからすごい罪悪感に苛まれて、次の日言いに行ったんですけどね。
「昨日言い返せなかったけど、こちらこそありがとうございましたー」って。
「筋が通ってるんだか通ってないんだか分からんわww」って言われましたけどね^^


やっぱり、こういうこと、言えるのって大事ですよね。

第一章、はいります。

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この時期特有の、優しい花の香りがする。それは外だけでなく、職員室の中も同じだった。この時期が来るたびに、不思議な気分に凛子はなる。もう一年が巡ったんだな、と昨年度の思いが頭をよぎると共に、新しい一年が始まるというなんだか明るい気持ち、と言ったらいいのだろうか。ついこの間まで纏っていた鋭い、冷たい空気など嘘のようだ。
「また新しい一年が始まるんやなあ」
隣で、名簿に目を通していた志賀がぽつりと呟く。そうですね……と凛子はそれとなく同意する。昔、勉強漬けだった頃の凛子とはまるっきり違う年の流れを感じていた。昔の凛子は、気が遠くなるほど長い365日を過ごしていたが、今では、手を伸ばしても掴めないほど早く手の内をすり抜けていく一年だ。一日一日が惜しくて堪らない。平凡ではない毎日は、これほど時の流れを早く感じさせるのだろうか。
「今年は、ほかの学年よりも遥かに激動の一年になるはずですよ。だって、3年生ですから」
「そうですなぁ……。今日から、始まるんですな。激動の一年、ってやつが」
「ええ。長いようで短い一年がまた、ね」
『新しい一年が始まる』要は今日は入学式なのだ。生徒も続々と、満開の桜の下、校門をくぐってきている。大きな制服を着て、不安を隠しきれない表情で歩く生徒もいれば、明らかにスカートを上げまくって登校する生徒に髪の毛が少々明るくなったんじゃないだろうかと思われる生徒までわそれはもうらわらと。職員室の窓に張り付いて唸る小野田の声が止まらない。あの野郎確実に染めただろう、とかあいつ課題全部やってきただろうな、とか。生徒指導主事の宿命、学年一斉生活指導の時期が来そうである。
「大型の休みの後は大体あんな感じになりますねえ。窓に張り付く小野田先生」
「しょうがないわよね。だって生徒指導だもん。頑張れ小野田先生ー」
「棒読みで言わないでください棒読みで!!ほら志賀先生もそんな人ごとのように名簿にかじりついてないで!ああくそ、もうすぐ時間じゃねえかッ」
凛子は時計に目をやる。今日の予定表に示された時間、入学式移動の時間にもうすぐなりそうだ。井上と井島は姿が見えない。もう生徒を体育館に誘導しに行っているようだ。
「ほら小野田先生、行きますよーッ」
と、志賀に引きずられながら凛子達は3年生の教室がある廊下へと向かった。