先日読んだ『夫婦のルール』という本の中で曽野綾子さんがこんな風に言っていた。
「私は『天上の青』という小説の中で連続殺人犯を書いたんです。その目的は連続殺人犯をするような人の中にも神がいる、ということを証明しようとすることでした。そういうことは、天下国家に向かって「これはいいことです」って言えることじゃない。小説家にしかできないことでしょう。」
どんな内容なんだろう?と興味を引き読んでみることにした。
この連続殺人犯は確かに色々な人を手にかけるのだけど、中には助けられたという女性も出てくる。
被害にあった家族にとっては憎むべき存在だけど、助けれらたという人にとっては命の恩人となる。
曽野さんが言う「神」というのはよく分からなかったけど、これを読んで感じたことは物事を善悪で片付けることはできないのだなということ。
一つの視点からでは見えないことがたくさんある。
↓リンクは上巻だけど、下巻もあります。
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