梅雨明けして一気に夏ですね
昨日のブログに引き続き、今日もカウンセリングについて。
「カウンセリングって何をやっているの?」
「何考えているか分かるってこと?」
よく聞かれる質問です。
それについては、
「基本的に話を聴いています。」
「何考えているかはわからないです。」
というのが私の答えです。
エスパーでも超能力者でもないので、人が何を考えているかなんてわかりません。
これはどんなに近しい存在(家族やパートナー等)でもです。
そうすると大抵の人は、
「え?話を聞くだけ?」
とびっくりされます。
じゃあ、話を聞いてもらうだけにどんな効果があるんだ?
そういうことが不思議なのかもしれませんね。
あ~~すごく話を聞いてもらったなぁ。
話したいことたくさん話せたなぁ。
そんな風に感じた体験はありますか?
例えば、こちらが話したいことを話していても相手がうわの空のような返事だったり、テレビを見ながら聞いているとどうでしょう?
「ちょっと聞いてんの」て思うだろうし、それは本当の意味で”聞いてもらった”という風には感じられませんよね。
また、こちらが話したことに対して「わかる~~」と言われても、「本当に分かってるのかな?」て感じたことはないですか?
話を聞く・聞いてもらうって何なのでしょうね。
「きく」という字には、
聞く と 聴く がありますね。
(これ以外もありますが、今回はこの二つを比べます)
辞書を調べると、
聞く・・・音・声を耳で感じとる。自然に耳に入ってくること。
聴く・・・心を落ち着け注意して耳に入れる。積極的に耳を傾けること。
とありました。
私達が、「話をきいてもらったなぁ」と感じる時は、
”聴く”ということをしてもらった時なんですね。
カウンセリングでは、クライアントの話を聴くことを「傾聴(けいちょう)」と言います。
クライアントの話をあたかも自分自身のことのように親身に聴く。
クライアントの人格、経験していることを、クライアントの一部として何のジャッジもせず受容する。
クライアントの私的世界を、あたかも自分自身の世界であるかのように感じ、自分が理解していることを伝えること。
それは全身全霊、全エネルギーをクライアントに注いで集中して聴くということだと思っています。
私自身の体験になりますが、こうやって話を聴いてもらえた時、全身で理解してくれていると感じ安心感と満たされた感覚が広がりました。人はこのように寄り添ってもらうことで楽になれるのだと感じた体験でした。
話を聴いてもらうって結構深いです
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