きょう純一の身体ヴォイス表現
主な演目紹介
金デ動カナイ体
時計男
黒子菩薩
『桃太郎の不安』（朗読舞踊・１３分）
桃の中にいる桃太郎
桃の中にいる桃太郎の不安は
いつ包丁でばっさり切られるかという不安
桃の中にいる桃太郎
桃の中にいる桃太郎の不安は
かじられていつ首をえぐり取られるかという不安
桃から生まれた桃太郎
桃から生まれた桃太郎の不安は
自分が桃を食べると
母殺しになるのではないかという不安
桃から生まれた桃太郎
桃から生まれた桃太郎の不安は
桜から生まれたらサクランボのように小さく
一寸法師のようになっていたのではないかという不安
桃から生まれた桃太郎
桃から生まれた桃太郎の不安は
父は桃の木とセックスをしていた変態に違いなく
将来自分も変態になるのではという不安
桃から生まれた桃太郎
桃から生まれた桃太郎の不安は
奇形を敵視すべきではないと知りながらも
それを大きな声で言うと
仲間外れになるのではないかという不安
桃から生まれた桃太郎
桃から生まれた桃太郎の不安は
角のはえた人間を鬼と称して
子供も女も皆殺しにしてしまったため
地獄に堕ちるのではないかという不安
桃から生まれた桃太郎
桃から生まれた桃太郎の不安は
自分を英雄視する日本人と自分は
狂人ではないかという不安
桃から生まれた桃太郎の不安は絶頂に達しました
彼は悩みました
そして ある決意をしたのです
すると 桃から生まれた桃太郎の不安は
なくなりました
桃から生まれた桃太郎の不安は
来世は角のはえた人間になるという決意によって
なくなったのです
桃から生まれた桃太郎は
それからずっと 鬼のお面をかぶって暮らしました
桃太郎の鬼のお面
桃太郎の鬼のお面
桃太郎は 百年、千年、万年と鬼のお面をかぶって
暮らすことでしょう
鬼のお面をかぶった桃太郎
鬼のお面をかぶった桃太郎
（鬼のお面をかぶる）
桃太郎の鬼のお面
桃太郎の鬼のお面
『すたすた坊主』（朗読舞踊・５分）
１．世の中めでたぃと 申します
すたすた坊主の来るところ
めでためでたの おめでたや めでためでたの おめでたや
商売繁盛 おめでたや 家内安全 おめでたや 無病息災 おめでたや
おとちゃんおかちゃん おめでたや アンタの彼女も おめでたや
アタシのオツムも おめでたや
めでためでたの おめでたや めでためでたの おめでたや
すたすたや すたすたや
２．世の中めでたぃと申します
すたすた坊主の来るところ
めでためでたの おめでたや めでためでたの おめでたや
オッシャカさーまも おめでたや アラーの神も おめでたや
イエスさーまも おめでたや トンチンカンも おめでたや
チンプンカンプン おめでたや なんでもかんでも おめでたや
めでためでたの おめでたや めでためでたの おめでたや
すたすたや すたすたや
３．世の中めでたぃと申します
すたすた坊主の来るところ
めでためでたの おめでたや めでためでたの おめでたや
光も闇も おめでたや 天上天下 おめでたや
夢もうつつも おめでたや 右も左も おめでたや
すたすた人生 おめでたや すたすた坊主 おめでたや
すたすた坊主万々歳 万々歳の 万々歳
すたすたや すたすたや すたすたや すたすたや
『アホダラ経』
（第一部）
え～～～～～～～え 仏せえ～～～～～～～～～つ（仏説）アホダラ経
おっそれながら 即ちだんだん
手枕やっかい 諸芸一座の おさだまり
芝居で三番叟 相撲なら千鳥だ
祭文ならばでれんでれんのホラ貝調べだ
アホダラ経というものは
だれがやっても 何べんやっても 同じ事だよ
はげた木魚をこわきにかかえて
親のかたきは 遺恨があるのか
あっちゃ スタラポン こっちゃ スタラポン
スタスタスタスタ
ばかげたお経の文句にまちがいないわい
これでお笑いならない人には
もひとつ お話 聞かせましょ
むかし むかしのそのむかし
弘法大師という人が 笑うという字を知りたくて
調べてみたけど よう分からん
それなら自分でつくってみましょかと
ご思案なされていた時に
はるかかなたのむこうより
犬が一匹竹竿かついでやってきた
弘法大師はこひざを叩いて
笑うという字の名が知れた
竹冠に犬と書いたら 笑うという字にまちがいないと
何か犬に褒美をやろうと思ったその時に
カメラの台がありました
台の足が四本で
犬の足が３本で
カメラの台に足が４本も もったいないと
１本とって ３脚台にした後で
犬につけてあげたなら
犬は喜び感謝して
弘法大師にもろうた足に
ションベンかけたら もったいないと
いまだ片足あげて ションベンするのは
間違いないわい 間違いないわい
え～～～～～～～～～～え 仏せえ～～～～～～～～～～つアホダラ経
（第二部）
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、腹見った、腹見った、全て見たあ
今の日本の全て見たあ
ホリエモン 金で買えない 独居房
株債権 マネーゲームで 大ビンボー
ポコポコポコポコポコポコポコポコ・・・
土葬・火葬はもう古い
今の日本 競争社会
競争・競争・大競争
寝ても覚めても、また競争
潰れる前に、潰しちゃえ
勝ち組めざし、いざゆかん
競争・競争、いざゆかん
心も体も疲れ果て、精神病院、いざゆかん
これが日本のなれの果て
ポコポコポコポコポコポコポコポコ・・・
地震起きたら、なにがいる
災害起きたら、なにほしい
いるは 心の助け合い
いらぬは エゴと競争根性
日本人よ 目を覚ませ
金と雪 積もりてみれば 道はなし
金と雪 積もりてみれば 道はなし
日本人よ 心せよ
ポコポコポコポコポコポコポコポコ・・・
『わいわい天王』（朗読舞踊３分）
わいわいわい わいわいわい わいわいわい
わいわい天王 囃すのお好き けんかは嫌い 仲良く遊べ
遊べや 子ども いじわるせずに 元気に遊べ うそつくな
だました後にはだまされる 逃げた後には罪がくる
親の因果もついてくる 地獄の沙汰も見えてくる
困った時は 神頼み
わいわい天王 牛頭天王
泣く子もだまる福の神
ゴジラ怪獣なんのその
ピンクレディも若返る
仮面ライだー・ウルトラマン あっと驚く 福の札
天王札で 福つかめ
天王札で 福は内
福は内 福は内 福は内
わいわい天王 囃すのお好き けんかは嫌い 仲良く遊べ
遊べや 子ども いじわるせずに 天王札で 福つかめ
天王札で 夢つかめ
わいわい天王 囃すのお好き 喧嘩は嫌い 仲良く遊べ
遊べや 子ども いじわるせずに 元気に遊べ 福つかめ
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