今回取り上げさせてもらいますのは、
視聴率NO.1で超人気番組の
日テレ「世界の果てまでイッテQ!!」
この番組内でご意見番と言われ、かつては嫌いな芸人No.1や抱かれたくない芸人
No.1などの称号を独り占めしていましたリアクション芸人の
出川哲朗さんです
今では、子供たちや女子たちに大人気で好感度No.1とも言われているようですね
昔の世間のイメージからは大きくかけ離れ、今やある意味ベテラン芸人の風格、オーラすらあるように見えてしまうことがありますねー
同期にはウッチャンナンチャンや今田耕司さんやダチョウ倶楽部や中山秀征さんなどもう皆さん大物ですね〜
ウッチャンとは専門学校時代の同級生でもあります
以前にウッチャンの記事を書きましたが、ウッチャンの記事はこちらクリック!!
そんな出川さんですが、
以前のイメージでは「ヤバイよヤバイよ〜」と口癖を良くモノマネされ、カラダを張ったリアクションが売りのリアクション芸人としてがんばっていました。
出川さんの特徴は・・・
①滑舌が悪く、よく噛んでいる。
②耳が遠く、聞き間違いが多い。
③手の小指の第一関節・第二関節だけを同時に90°曲げられ、指折りで数える時は親指から順番に拳を開いていくという独特の数え方をする。
④自分の意見を他人に反論されると拒否したり、未体験のスポーツなどを「めちゃめちゃ得意」と様々な場面で粋がることが多い。
⑤「ザリガニは相方」と称しており、リアクション芸の際に頻繁に登場しています
今ではリアクション芸も勿論ですが、普通の会話や笑いの神に愛されているかのような周りにいじられた時に起きるハプニングなど世の人々からは愛らしいキャラクターとして活躍されていますねー
出川さんの口癖は・・・
・「フワイ?(Why)」と言いながら両手を挙げる なおこの時の両手の形はYではなくWを意識している
・ヤバいよヤバいよ(リアルにヤバイよ) - 本来はリアクションの一環。
ものまねではよく使われるが、自分ではあまり言わない。
どちらかとヤバイヤバイや、ヤバイヤバイヤバイと連呼することの方が多い。
・お前はバカか!?
・リアルガチ
・ブログの最後には「俺はそうしてきた」とあるのが特徴。
・9割ネイティヴ(イッテQなど)
・オーマイガット(イッテQ、出川哲朗の充電させてもらえませんか?など)
いろんな場面でよく見られますよねー
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明石家さんまさんは出川さんのお笑いのレベルについて、自身の番組『恋のから騒ぎ』で「出川ぐらいの二流の芸能人になれればいい」と発言したタレント志望の一般人女性に対し、「アホッ、出川は一流や!」と言っていたそうです
ちなみに、この放送を自宅で見ていた出川さんは、感激のあまり泣きそうになったそうです
2000年頃、広島テレビの「松紳」という番組では、島田紳助さんが出川さんが何故生き残ってこれたのか?について語っています
出川さんは何の実績も残していないのに長期に渡り芸能界で生き残ってこられたのは「あいつの凄さ」だといいます
MC側としては出演者欄に出川さんの名前があるだけで「何とかなる」と思わしてくれる芸人であり、ホームランや長打は打てないけど、内野安打は打ってくれる。
打てない状況でも次につながるように攻撃をしてくれる。
彼に振る事で番組のテンションを上げてくれる。と述べていました
当時は、エンタの神様やM-1グランプリなどで次々と新人芸人が出てきた頃で、ひな壇のあるバラエティー番組でMC以外の芸人がMCを補佐して番組を回す『役割』という概念がほとんど無かった頃でした
島田さんは、「今出てきている芸人たちが自分たちはどうすれば生き残れるか話しているが、面白すぎる必要はない。出川みたいに必要でないときは出しゃばらず、必要な時に活躍する出川の立ち回りを勉強しろ」と述べています
かなりの高評価ですよねー
2015年と2016年に読売テレビの「にけつッ!!」という番組で、ケンドーコバヤシさんが「体を張った過激なリアクション番組で共演するときの出川哲朗は芸人としてカッコイイ」と述べ、また、「現在体を張った過激なリアクション番組は出川哲朗がいなくなると、こういった番組が無くなるのではないか?」と、述べています
体を張った過激なリアクション番組は、昨今、ほとんど無くなったため、制作側のノウハウが失われつつあり、制作側が芸人に対して安全を指導することがほとんど出来ないために、いつ、けが人が出てもおかしくない状況があるということです
出川さんが共演者にいると、「けが人が出ない様に芸人たちにノウハウを説明してくれたり、制作が気付かない危険な部分を制作側にちゃんと指摘してくれるので、ケガ人を出さずに番組が終われた」と語っています
また、一歩足の出ない芸人に声をかけて勇気づけたり、過激なリアクションシーンの撮影を終えた芸人の精神はズタボロになるのに、制作側は一切芸人に気を使わないので、出川が変わりに元気づけたりする姿がカッコイイと述べています
出川さんのブレイクのきっかけですが・・・
2007年放送開始の日テレの超人気番組「世界の果てまでイッテQ!」に出演し体を張ったリアクション芸、「デヴィ夫人の死ぬまでにやりたい10のコト」でのデヴィ夫人との掛け合い、出川イングリッシュ等で、「汚れ役」「いじられキャラ」の徹底、出川本来の人柄が認知され、現在は人気・好感度の高いタレントとなりました
でも、なぜここまで劇的に正反対の評価やイメージが定着してきたのでしょうか?
とても興味深いので調べてみると、こんな理由が考えられました
理由①
一つは『アメトーーク!』をはじめとするいくつかのバラエティ番組の中で、リアクションを芸として再評価する風潮が出てきたこと。
かつては、リアクション芸というのは一段低い芸として扱われていました。
しかし、お笑い文化が発展して、お笑いのそれぞれのジャンルや芸にスポットが当たるようになったことで、リアクション芸も立派な一つの芸として認められるようになってきたのです。
リアクションを得意とする芸人は、ただ痛がったり怖がったりしているだけではありません。そこには面白く見せるためのコツがあり、テクニックがある。
そのことが世間に知れ渡ったことで、リアクションのプロを自認するダチョウ倶楽部や出川さんの地位が向上することになったようですね
理由②
二つ目としては、出川さん自身が年齢を重ねて、若い頃にはなかった「哀愁」と「かわいげ」が出てきた、ということが考えられます。
若くて血気盛んな時代の出川さんは、ギラギラした野心や闘争心をむき出しにして、命を懸けてリアクション芸に挑んでいました。
それが一部の女性や年配層からは気味悪く思われていたのではないでしょうか。
しかし、そんな「ゲテモノ」だった出川さんも、結婚して歳を取って落ち着いてきてからは、印象が変わっています。
むしろ、男臭さや暑苦しさが薄れたことで、一種の「ゆるキャラ」的な魅力が出てきました。
くまモンやふなっしーがオスかメスかを気にする人はいませんよね
出川さんも性別を超越した存在として、多くの人に受け入れられやすいキャラクターになっているようですね
理由③
三つ目としては、時代の変化が考えられますね
出川さんがテレビに出始めてから20年以上の歳月がたっていますが、この間にテレビタレントに求められることも変わってきたようですね
バラエティ番組では芸人やタレントの本音が求められるようになり、作られたキャラクターを演じることは難しくなっています。
あらかじめ準備したネタやトークを披露するのではなく、素の自分から出てくる言葉やリアクションで勝負しなくてはいけない時代になってきました。
ここ数年、タレントを対象にしたドッキリ系の企画が増えているのもそのためです。
その点、裸一貫でリアクション道を貫いてきた出川さんは、いつも素のキャラクターを表に出しています
偉そうなことを言ったり強がったりしても、どこか間が抜けていて愛らしく感じられます。
ただ、いつでも明るく楽しく振る舞う一方で、責任を一手に引き受ける頼もしい雰囲気もあります
出川さんはいまや、コツコツと一生懸命カラダを張り続けて、一つの道を貫く職人肌の芸人になりました
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