姑に「いらいらするなぁ!

あんた見てたらムカツク!」

なんてストレートに言われたことある人は少ないですよね。

 

仕事ができて、きれい好き、実娘は国立大卒の有能な教員

夫は勉強はさておいて、スポーツ面ではいつも何かの代表に選ばれ

運動神経もよく、国家資格をとった上での職業につき自慢の子供たちを育て上げた姑には

典型的なADHDの私との同居は地獄そのものだったのでしょう。

同居は2年ほどで解消しましたが、お互いなかなかつらかったですね。

 

片づける姑と、ちらかして掃除が下手な嫁。

ついでにいうと、よくものを壊す(わざとじゃないですよ、ぶつかったりするんです)

誰しも姑をかばって仕方ないでしょう。

 

1歳にならない息子を連れて同居でしたが、ことあるごとに

姑が手を出すのが早く、決まって「あんた母親なんだからしっかりしなさい」

です。

掃除も特に分担というわけではないのですが、私の掃除は掃除と認められず、

掃除機掛けた後も、掛けたといってるのに掛けなおされる始末。

 

「あんた、床にひざついて掃除したことあんの?」

 

ないことはないけど、求められるレベルではないだろう。

 

二世帯が住むほど部屋数もあるわけではないが、夫の転職に際して不安があり

しばしお世話になることになった家。8畳の部屋1部屋と姑夫婦と共用の

物置1部屋。こちらは出入り気を使います。

その中で、荷物の整理が全くできていないのねぇ、なんて小言をちょこちょこ

言われながら、何をどう片づけていいのやらで悩む日々。

 

こちらに落ち度があるから、すみません。という日々。

 

ある日近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」という本を読み一念発起!

3日かけて部屋を片付けました。服もちゃんとたたんで、かっちりぎっちり収納。

完璧~自己満足。

集中力が続かず、脱線することしばしば、3日片づけ完了まで

部屋で寝ることすらままらなないくらい散らかしましたが、

最後までやりきりました!

 

これには夫にも褒められました。姑もきれいになったね。と

そのあと「まだ、収納の仕方が甘いかな、私ならもっといれられるわ。」

なんてイヤミのひとつはありましたが、まぁ、完成度に自分で満足したのでよしとしました。

 

それにしても、なんで自分こんなに要領が悪いんだろう...

もっと仕事できる人になりたい。

自己啓発の本も数えきれないくらい読みましたが、

読んだ時だけ一瞬ものすごいプラス思考になりますが、長続きしない。

 

あ~こんな自分嫌だなぁ嫌だなぁ~...

 

同居生活においても

自分で落ち度があると思うだけに、

自己主張もうまく説明できないし、反発もできず、

へらへらと笑って過ごしていました。

 

そしたら

 

「なにいい子ちゃんしてんの!自分の意見はないんか!ムカツク!」

 

第二弾!!

 

最高の防御だと思っていた、作戦も崩れた

そこで、次は反発に出てみた。

 

ある日仕事から帰ってきた、姑が付かれた様子だったのに息子がばーちゃんと

抱っこをせがんだので、「おばあちゃは、疲れてるからママだっこするよ」と

息子を抱いて隣の部屋へ入ったとたん、姑が!!!

 

「あんた、私に子供を見させてやってるとでも思ってんでしょ!子供とられたくないなら

ないって言いなさいよ!」

 

気を使ったつもりが、なぜか姑のご機嫌を損ねてしまった。

「えっ?お母さんなんだか疲れてると思ったん...」

 

ドカ!!!(子供のゴムボールで肩をどつかれる)

 

ブチっ(私が姑に初めてキレる音)

 

「なにすんねん!なんでどつかれなあかんねん!ふざけんなっ」

 

と口調も悪く言い返したのが運の尽きでした。

姑、「恐い...」 

 

おいおい何言ってんねん。あんた今まで私にどれだけ言ってきたかわかってる?

姑は部屋にこもり、義姉と電話。しばらくして、夫が帰ってて状況を把握。

夫は義姉からしきりにメールが入るらしく、スマホをチラチラ。

 

最初で最後ですが、夫のメールを盗み見したら

 

「あの嫁のせいでうちはめちゃくちゃ。お母さんがかわいそう。

 あんたも嫁に気を付けなさいよ。」

 

普段、いい顔して帰ってくるバツ2の義姉。

正体を見てしまい、5年たつ今も信用してはいけない存在。

 

姑は頭がいいです、ケンカしても自分の意見を必ずしも肯定して納得させる力があります。

私といえば、支離滅裂。何言ってんだかよくわからないとバカっぷり発揮で

結局、必要以上に悪者扱いされる日々です。

 

同居なんてほんとするもんじゃない。

ADHDの症状があってで夫の家がきれいな場合要注意。

悪いこといわない、お金がなくても同居してはいけない。

互い精神が病みます。

 

ただ、いいことがありました。

掃除する人って、こんな掃除の仕方をするんだってことが見ることができ

勉強になりました。

 

それだけは姑に感謝します。

 

ちなみにこの頃ADHDというものを知りませんでした。

もっと早く知って、診断をうけ

コンサータを処方してもらっていたら、

状況はまだましだっと思います。