月の明かりに照らされながら、1人の少年がバスケの練習をしていた。
彼の名前は坂木陵介。この夢華(ゆめか)学園の生徒。バスケ部に所属しており、一年生ながら、レギュラーでもある。プロを目指す彼は、スポーツの名門であるこの学園の期待の星とも言われている。そう呼ばれるようになったのも、彼の努力の賜物だ。毎日残って自主練。その努力があったからこそ、彼は一年生でレギュラーになれた。
しかし、彼の努力を知らないものは、彼のことを憎く思っている。“あいつさえいなければ”と……。
バスケ部の部員に疎まれようが、彼は何も感じなかった。夢のために、頑張ろうとしていたから。
