空は澄み渡り、桜は咲いていないが風は春の匂いを運び込んでいた。
まさに、入学式日和。
僕はとある県立高校に入学した。
真新しい制服には法事の時に既に手を通してしまったというのもあってか「高校入学だ」と変に力んだりすることはなかった。
むしろ自分でもヤヴァイと感じるくらい緊張せず、期待に至っては欠片も抱いてなかった。
同じ中学からは僕を含め男子8人女子4人という結構な大人数が一緒だが、しかしながら誰とも仲がよくない(哀)
しゃべったことすら、ない(哀)
我ながら哀れである。
中学の時もなかなか友達が出来なかったが、今回はそれを上回りそうだ。
同じ中学のやつで僕と同じクラスになったのは2人。
けど、喋らないw
今日1日、誰とも喋っていない
人見知りってのもあるけど歩いてる時はほぼうつむき、クラスに入ってからはケータイをいじり、Twitterをリアル更新していた。
そんなのじゃ友達なんかできるわけない。
THE☆暗い子
前の席のやつが
「あいつ友達いねーんだな」
って言ってたのを聞いて
俺のことか!?
俺のことだよな!!
と、内心取り乱しながら少ししてから後ろを振り向くと僕より暗い感じでケータイいじってるやつがいた。
同性だし、仲良くなれそうな気がしたが僕が言うのも何だがああいう奴はじめじめねちねちめんどくさい奴だったりするので止めておこうと思う。
担任はいかにもおせっかいで規則とか規律(同じか?w)が大好きそうな中年のおばさんだった。
式が始まるからと促され整列した時に、驚いたね。
ついこの間野ブタ。をプロデュースを読んだばっかりだったというのもあるだろうが、びっくりした。
僕の後ろの番号のやつ、野ブタだった。
ドラマではなく小説の方の、野ブタ。
横幅は普通の男子の1.5倍
式の時隣で明らかに椅子からお尻がはみ出していたし、何より鼻息が荒い
野ブタだと思った
観察すると俯いてるし、野ブタだ
友達いなかったら、まさに野ブタだ
けど勉強はできるんだろうな
式が終わってからクラス写真を撮り(隣は野ブタだった)提出物を提出し、あらかたの事が終わり、解散となった
友達がいない僕はさっさと教室から退出した
校門に向かって歩いていたその時!!!
野ブタが目の前にいた
隣には友達と思われる人物
野ブタ友達いるじゃん…
ちなみに明日から早速弁当持ちというスケジュールである。
弁当の時、一人で食べるのか(哀)
そんなこんなで僕の高校生活は始まった。