2024/04/26 金。群馬県川場村(沼田から尾瀬の方に少し登ったあたり)の、土田酒造さんの地酒「シンツチダ」、を呑む。ここのお酒の特徴は、生酛仕込み・群馬産の食米を低精白のまま使用・添加物完全不使用・米と水と菌だけで醸す、ということらしい。

内陸の地酒ゆえ、内陸のアテで呑もうと思う。今日は、郡上味噌を使い、ニンニク・生姜マシマシでつくった、岐阜のB級グルメ「鶏ちゃん」。こいつで、シン・ツチダを呑む。


この、黄色い色調は、視覚からも「90%精米だなぁ」という気になる。しかも生酛。相当にクセがあって酸っぱくて重たくて、を連想して呑む。うん、確かに、重厚な味わい、酸味も効いている。が、色やスペックや製法から連想するような、クセのようなものは、あまり感じない。意外と、と言っては失礼だけれど、スルスル呑めたりする。こいつはいいや。


お次は、練り物で、上越の地酒を呑む。雪中梅の純米酒。こちらは、一転して、「甘口で、やさしくて、呑みやすい」お酒だ。63%精米と、特別磨いた感じではないが、シン・ツチダのあとでは、かなり垢抜けて、全く癖がない酒に思えるから楽しい。練り物は、ちくわに、秋田県の佐竹知事のおかげでメジャーになった愛媛県の「じゃこ天」。今日は、軽く揚げてみる。海の幸を、海の近くの酒で流し込むのも佳いものだ。


さて、〆の飯がわり。越後の地酒のあとは、新潟市のメーカー、亀田製菓のお菓子。「亀田の柿の種プレミアム タネビッツ」。ゴーダチーズ使用。うるちのあられに、チーズパウダーを加えた醤油で味をつけ、さらにチーズをふりかけた贅沢なアテ。こいつは、素直な雪中梅ではなく、もう一度三国越えで、群馬の「ツチダ」に戻そう。シンツ・チダで流し込む。これは、ワインでなくても、生酛の自然酒に合うなぁ。コーヒー マンデリンでお酒を薄める。


ここで、いつものように酔っ払って胃拡張になってしまったので、マンデリンのカフェ・オ・レで、甘味の数々をいただく。最近、スーパーから消えたグリコプッチンプリンの代わりに、雪印メグミルクのプッチンふうプリン。偽ゴーフルのようなブルボンのロアンヌ。そして、松永製菓のしるこサンド、蕎麦ほうる。 今日もすっかり呑みすぎました。ごちそうさまでした。