広島県呉市の谷本誠一市議(65)が、北海道の釧路空港でAIRDO(エア・ドゥ、札幌市)の旅客機に搭乗した際、マスクの着用を拒み、離陸前に降ろされていたことがわかった。このトラブルで、離陸は約1時間15分遅れた。
同社と谷本市議によると、谷本市議は6日午前9時50分発の予定だった釧路発羽田行きの同社72便の機内に知人男性と入った。2人ともマスクを着けていなかったため、離陸前に乗務員が着用を要請した。だが2人が応じなかったため、同社は運送約款に基づいて搭乗を拒否し、2人を降ろした。同機は乗客44人で離陸したという。
同社は「他の乗客に不快感や迷惑を及ぼし、安全や健康に危害を及ぼす恐れがあると判断した」としている。
谷本市議は5日に釧路市内で講演し、呉市に戻る途中だった。朝日新聞の取材に「マスク着用を求められたが、強制はできないはずだ。搭乗拒否は事実上のマスク強制であり、自由を奪う人権侵害ではないか」と話した。(能登智彦)