夏美 きのう きょう・明日。

夏美 きのう きょう・明日。

50代 主婦の日常を呟きます。



毎年、芥川賞、直木賞が発表されると、若い頃のわたしの夢を思い出す。

[いつか作家になりたい]

雷に打たれたかのように、物語がわたしに降りてきて

原稿用紙に万年筆ですらすらと書き付ける。
その小説はやがて
賞をとる照れ

授賞の電話を待つシーンを想像すると、わくわくした。

どんなに見上げても
なにも下りてこなかったし

いつしかそんな夢も薄らいでしまった。

☆☆☆☆☆

何年か前、断捨離をした時に
大量の本を処分し
買うことを止めようと思ったのに
やっぱりポツリぽつりと買ってしまう。
好きなんだなぁ照れ
本。

今年の直木賞。

[八月の御所グラウンド]
は 迷いなく購入した。

前ブログに書いた魂の出身村。
あれを調べたとき
意外にも息子は(宗教家村)出身だった。

何故 、息子が京都の大学を選んだのか、わかった気がした。


きっぱりと京都のこの大学へ行きたいと言い切った。
「第2志望はありません」

担任の先生がびっくりした表情をして わたしを見た爆笑

息子のお陰で何回も京都を訪れることができた。

卒業して10年。

京都は遠ざかったけれど
特別な街だ。

タイトルで、ぐいっと惹き付けられた。

読むのがもったいなくて
何日も寝かした。

3連休の最終日。4時に読み終えた。

読みながら京都の街を思い出し

主人公の顔は最初から
息子の顔で
映像が流れた。


感動とか感涙とか
もっと違う表現がしたい。

くしゃくしゃの顔になって泣けた。

八月にまた読みたい。

暑い八月に読んだら、感じかたが全然違うはずだ。

あらためて
わたしには才能がなかったことがわかるニヤリ
努力もしてこなかった。

すごいなぁ。こういうの書ける人照れ

京都から、さっき家のこのこたつに帰ってきた気がしました。


万城目 学さん。ありがとう❤️



きょうもありがとう



夏美