月曜日。ソラ子ちゃん、3年ぶりにアレルギー専門医を訪ねてきたよ。ソラ子のプライマリードクターの方針で、毎年行く必要はない…でもキンダーに上がる際に、もう一度チェックしたほうがいい…ということだったのよ。なので、3年ぶり。そう言われたときは、「キンダーかぁ。だいぶ先だなー」なんて思ったけれど。ついにその時が来たんだなー。

専門医、ドクターO。おかーさんの事を覚えていてくれたわよー。

ウルシ科の食べ物

前回の診察の時に「今日はあなたから新しいことを教わったわ」と述べていたからね。印象深かったんでしょう（笑）。

ソラ子は…と言うと、前回2歳だったので。当然、当時のことは全く記憶になく。初めて行く場所、初めて会うドクターという風だった。

おかーさん、今回の検査とために、マンゴーを用意しておくの忘れて。この日の朝に、慌てて思い出して、子供たちを学校に連れて行く前に、スーパーに立ち寄って購入したのよね。ちょうどセールで1個69セント！やったーラッキー！どうせ食べないで切り刻まれて終わるマンゴーだからね。安くて助かるー。なんかおかーさんの忙しい毎日を象徴するような出来事だわ。こういう、一つ一つは大したことないんだけれど、いろんなことをいっぱいこなさなきゃいけない感じ…それが今のおかーさんの毎日さ。

で、ピンクペッパーは…と言うと。あれは、もういいや、と思って。マンゴーが相変わらず陽性だったら、ピンクペッパーも陽性でしょうよ。どうせ。あれはねぇ、用意するナースがすりつぶすのに苦労する＝検査まですっごく待たされる＝カイカイのお迎えが遅れちゃうかも＝それは困る　ということで。今回はパス。

ドクターOとの問診で。

この3年間に起こった出来事を話さなくてはならず…

いやーーーーーもう。

3歳の時に川崎病で1週間入院しました～とか、4歳の時に誤ってカシューナッツを口にして、すぐに気づいたので飲み込む前に吐き出させたけれど、それでも「なんかおかしい」と喉を抑えだして、口数も少なく声もかすれた感じになって。すっごく怖かったです！！で、これはまずい！と思って、エピペンを打とうとしたら、間違って自分の指を打って、すっごくいたかったです！！！超Freak outしながら急いでERに連れて行って、結果的には大事には至らなかったんですけどーという話とか。

Dr.Oからも、

彼女（ソラ）、たかが5年の人生で、ずいぶんいろんなことを経験しているのねー。Never gives you a dull moment（退屈する暇がないわね）。ねー。

なんてコメントをいただき。もう、話しててイヤになっちゃう…。

ちなみに、あの時＝時誤ってカシューナッツを口にした後に「なにかおかしい」と喉のあたりを押さえ時、エピペンを使う必要があったのかどうか？ひょっとしてそこまでの出来事じゃなかったのに、おかーさん余計なことをして痛い目にあったのか？という思いもあったので。

そのことをドクターに聞いてみたら。

「打って正解です！」

だって。喉を押さえて何かがおかしいというなら、おそらく気道が腫れだしたのだろう…と。

気道が腫れ過ぎて呼吸ができなくなる＝呼吸困難が一番怖い事。だから、のどの症状を訴えるのであれば、とにかく打て！と。

あーーーーーーん、こわーーーーい！こわすぎる。思い出してもこわーーーーい！！

問診が終わって、再び待っていたら。

ナースが顔を出して、「マンゴー持ってきてたりする？」と。

えぇ、持ってきてますわよ、69セント！

で、ナースがマンゴーを手にして去っていき。

そこにDr.Oが、「マンゴーは、実と種とに分けて検査するからね！おそらく種に反応するから！！」と伝えていた。

フフフ、Dr.O、3年前に私から学んだこと、しっかり覚えていらしたのね―――。

ナースは初耳らしく。え？種？種ってどうやってすりつぶして用意するの？できるの？と戸惑っている発言。

えぇ、できますわよ。前回のナースはマンゴーの種、皮、実…さらにそれに加えて、ピンクペッパーコーンもすりつぶしたんですから！！！

（ペッパーにえっらい苦労したようですがね）。

戸惑いつつも、どうにかこうにかマンゴーの実と種をすりつぶして用意してきたナースさん。

いよいよ検査開始―。

１は牛乳。おそらくただの乳糖不耐症だけれど、プライマリードクターが「どうせアレルギー専門医に行くなら、念のため調べてもらいな」ということでリクエスト。

５－１４はナッツ類。

MMがMango Meat（マンゴーの実）

MPはMango Pit（マンゴーの種）

さぁーーーー経過を追っていきましょう。

もう、5分くらいで明らかに7番と12番が大きな反応を示しているのがわかるね…。あーーーあ、やっぱりね…。

1歳代の初診時に、「重度だから彼女の場合は一生治らないと思ったほうがいい」と宣告されていたし、去年の時点でカシュ―にあれだけの反応をしたのだから、治っているわけがない！と覚悟はしていたけどね。

またしばらくすると…

７と１２がさらなる拡大を続け。MPも負けずにしっかり反応を示しているのがわかるねー。MMはわずかに反応。

検査終了（15分後）が近づくころには…

こうなったでござる。

７が南下してしまったため、8にかぶってしまったの。だから最初ナースが結果を見に来た時に、「８も反応している」って言いだして。おかーさん、自分が撮った写真（上の写真ね）を見せて、おそらく7が下に下に向かって行っただけだと思うと話すと、ナースも「そうね、確かにその写真の時点では８は反応を起こしていないから、違うでしょうね」ということになった。いいのか、そんなで？

ちなみに８は何かというと…ヘーゼルナッツです。

ヘーゼルナッツ…チョコレートLoverにはかなり身近なナッツよね。ヘーゼルナッツって、アーモンドと並んでよく使われるナッツな印象。いやぁ、ヘーゼルナッツアレルギーじゃないことを強く願うなぁ。理屈で考えると、ソラ子はウルシ科に反応するんだろうから、違うはずだけどなー。

ちなみに反応したものは…

７＝カシューナッツ

１２＝ピスタチオ　でした。

あーーーあ。あーーーーーーーーあ。

せめて、せめてマンゴーとかは大丈夫になってるとか、そんなことないかしらー？と淡い期待をしていたんだけどね。

まったく変わらず…相変わらずの重度のアレルギーっぷりでした

。

ま、例えこれでマンゴーが「大丈夫。無反応！」とかでも、おそらく怖くて与えないと思うけどね。でも、気持ち的にはより安心…だったんだけどね…。

Dr.Oも、大きなため息とともに入室。一言「Wow」と。

はい。

何も変わらず…ですね。

ナースが「持ってきたマンゴーどうする？持って帰る？」とわざわざ聞いてきてくれた（笑）。いやぁいらないです…って答えたら、「よかったわー。かなりぐちゃぐちゃになっちゃったのよね。じゃ、捨てるわー」と。さよーなら、かわいそうな69セントマンゴー。

また半年、もしくは1年後に来てくださーい　ってお別れしたけど。今度はいつ行くことになるんだろう？主治医の指示次第だなー。

なにか治療法はないんですか？って。前にも聞いたことある質問を待たしたら、前にも聞いた答えが返ってきたわ。

「今のところありません」と。

「でも、Who knows? (わからないわよ）。ソラ子が生きている間には、もしかしたら何か治療法ができるかもしれないわよ」って。そう言われたけどね。

まぁね。

おかーさんも日々、子供たちに、「どっち（の子）でもいいから、アレジストになって、アレルギーで命を落とすことのない時代になるように研究して」って言っているし。

Who knows?　よね。

あぁそうなってくれるといいなー。

3年ぶりの検査