GW連休最後の夕食は、お好み焼き。
具材を刻み、準備するのは私、
ホットプレートで焼くのはダンナの担当だ。
いろいろ試して辿り着いた我が家のお好み焼きは
焼きそばの上にお好みの具を広げ、両面焼いたあと、
いったん皿に移し、卵を落として広げその上に
お好み焼きを戻す、というもの。
焼き上がるのに時間がかかるため、
空いたスペースで肉や野菜を焼くようになった。
今回は、タネが少し固めだったこともあり、
分厚くなった。
片面焼いて、ひっくり返したときに
バリの部分が大きく張り出し、
この下で雨宿りができそうな大きさと表現したら、
ダンナが、こういうのをオーバーハングというのだ、と言った。
聞き慣れない用語だったので、聞き返したら、
一般的に使う言葉だと言い張る。
庇のことだよ、と言い換えたので、理解したが、
オーバーハングは一般的ではないと思った。
建築用語や、登山用語ではあるらしい。
こどもの頃、近くの八幡様のお祭りの屋台でも
お好み焼きは売られていたが、
うちの母は、衛生上の理由といって、
こどもたちに、屋台のお好み焼きを食べさせなかった。
そのせいか、私が初めてお好み焼きを食べたのは
社会人になってからで
夜勤時の食事の差し入れで、頂いて食べた。
その後、どういう経緯で話題が変わったか忘れたが、
紅生姜の色の話になった。
この赤い色はどうやって出すのだろう?といったら、
ダンナが、赤色3号?
赤色3号は、食紅のことだと思ったが、
紅生姜に使われるとはピンとこなかった。
食後に調べたら、紅生姜の赤い色は、
梅酢に漬けるせいとわかって、ちょっとほっとした。
というのも・・・
以前、派遣で勤務していた部署が、
食品添加物を扱うところで、
食紅の赤は、虫のお尻を砕いて使う、と聞かされたからだ。
もっとも現在は野菜など自然のものを使い、
より安全な方法で着色する場合が多いようだ。
紅生姜の色から、赤い話が続いた。
赤いおぼろ、とダンナがいい、
私はそれが何かわからなかった。
何も知らないのだな、と言うけれど、
地域によって言い方が違うのかもしれないよ、と私。
赤くてほわほわしたやつ、と説明されたが、
よけいにわからなくなった。
おぼろと言われて思いつくのは
おぼろ昆布だったし、ダンナのいう、ほわほわがわからない。
ダンナは、おぼろ昆布もほわほわしている、というから
おぼろ昆布から想像していくが、やっぱりわからない。
何に使う?と聞いたら、
お寿司の・・・と言いかけたので、
もしかして、でんぶのこと?と聞いたら、
ダンナにはそれがわからないという。
何から作られるか、と話を進めたら、
同じものを言っているとわかった。
やっぱり地域によって言い方が違うのだよ、でお互い納得した。
お好み焼きの間中、
よくしゃべり、よく食べた。
気づいたら、2時間もかかっていた。
本日もごちそうさま。